「顧客って何だろ~?顧客の意味って何だろ~? (;´゚д゚`) 」
「自社の顧客って誰なんだろ~?誰が自社のお客様なんだろ~? (´ε`;) 」
「顧客とかお客様とかって社内でよく言っているけど、どーも疑問に感じちゃう時があるんです・・・ (;・∀・) 」
「違和感とでも言ったらいいのかもしれないけど、自社の顧客やお客様って誰のことなんだろ~???って疑問に感じる時があるんです・・・ (; ̄ェ ̄) 」
「上司に質問してみたんだけど、はあ!?顧客は顧客、お客様はお客様でしょ!そんなことも知らないの!?って言われて、終わらされちゃうし・・・ p(´⌒`q) 」
「疑問が解消されなかったのでしつこく質問したら、そんなヘンな質問をしている暇があったら、さっさと仕事しろ!1件でも多く注文をもらって来い!売上を上げろ!ノルマを達成しろ!って怒られちゃうし・・・ (T▽T) 」
「自社の顧客は誰?とか、自社にとってのお客様って誰のこと?とかって、そーんなにヘンな質問なんでしょーか??? ( ´△`;) 」
「結局のところ、自社の顧客って誰のことなんでしょう?自社にとってのお客様って誰のことなんでしょう??? ヽ(;▽;)ノ 」
などなど、このような素朴な疑問の声を従業員の方からお聞きする機会もあるんですが・・・
ふむふむふーむ (`・ω・´) ふむふむふーむ
「売上や利益の向上」、「組織人事戦略(戦略的な組織づくり)」、「人材育成戦略(戦略的な人材育成)」、「経営に役立つ情報活用(IT活用・ICT活用)」などなどのお手伝いを行なっているからなのか・・・
「爆発・炎上・崩壊組織」で消防のお手伝いを行なうこともあるからなのか・・・
こーゆー疑問って意外と大事
なのかも~???
なーんて感じるコトもよくあるし・・・
(。・ω・。)ノ
それに見方を変えれば、コレってある意味・・・
ピンチをチャンスに変えるいい機会
ともとらえられるかもしれないし・・・
イェ━━━━━ヽ( ゜Д゜)人(゜Д゜ )ノ━━━━━━イ
それに、コレってもしかしたら・・・
などなどにも、ある意味関係するっちゃーする面もあるのかも~???
なーんて感じるコトもあるので、一緒に考えてみません? (^^)
あ、モチロン、「自律的に」という意味で。
ちょっと興味あるかも~?
って言ってくださる方は、お付き合いいただけると嬉しいです。
(^^)/
顧客とは?自社の顧客って誰?誰が自社のお客様?(パート1)
んーと、もしかしたら・・・
なんかにも、ある意味関係するかもしれないので・・・
特に中小企業の経営者の立場の方からお聞きすることもある、例えばこんな声から考えてみるのはどーでしょう?
(。・ω・)b
顧客とは?自社の顧客って誰?誰が自社のお客様?
経営者Aさんの声
顧客とは何か?
自社にとって、顧客とは誰のことなのか?
自社のお客様って、誰のことなのか?
今さら考えるまでもなく、そんなのわかりきっていることだし、商売をやっているんだからそれぐらいわかっていて当然のことでしょ!って思っていたんですけど・・・
お恥ずかしい話ですけど、顧客が誰なのかとかお客様が誰なのかとかについて、実はちゃんと考えているようで考えていなかったんですよね・・・
顧客 = 買ってくれる人や企業。
お客様 = いっぱい買ってくれて、カネ払いのいい人や企業。
つまり、買ってくれさえしたら誰でも顧客、誰でもお客様。
買ってくれさえしたら、別に誰でもいいし!って感じだったんですよ・・・
そんな私だったんですけど・・・
顧客とは何か?
自社の顧客って誰なのか?
自社にとって、お客様って誰なのか?
などについて考えるきっかけになったのは、大赤字を出した時のことでした。
焦っていたってこともあって、できることやできそうなことを片っ端からやっていたんですけど・・・
従業員に厳しいノルマを課して、飛び込み営業なんかもやらせまくったんですけど・・・
どんなに広告を出しても、売り込みのメールを出しまくっても全然ダメで・・・
キャッチコピーが悪いのかと思って、新しいキャッチコピーを考えて宣伝しまくっても全然ダメで・・・
考えられる限りの経費削減もやりまくって・・・
削れるものはとにかく削りまくったんですけど、それでも焼け石に水の状態で泣きそうになったんです。
優秀な従業員から、どんどん辞めて行くし・・・
必死で引き止めても、どんどん辞めていっちゃうし・・・
もう本当に辛かったですよ・・・
このままではマジでヤバイ!って、ものすごーく焦っていたんですけど・・・
本気で泣きそうになっていたんですけど、でも、焦っても泣いても利益は上がりませんよね・・・
それで、ふと考えてみたんですよ。
自社にとって、顧客って誰のことなのか?
自社のお客様って、誰のことなのか?
誰のために、事業を行っているのか?
何のために、事業を行っているのか?
当社は、誰のために存在するのか?
当社は、何のために存在するのか?
ってね。
いざ考えてみて、我ながら大ショックでしたよ・・・
こんな根本的なことなのに、会社の根幹に関わる大事なことなのに、わかっているつもりが実は全然わかっていなかったんですから・・・
経営者である私がわかっていないんじゃー、従業員がわかるわけないですよね・・・
誰が顧客なのかわかっていないんじゃー、的外れな宣伝をしてしまうはずですよね・・・
コレじゃー、売上が上がらないはずだよなーってナットクしちゃいましたよ。
利益が上がらないはずだよなーってナットクしちゃいましたよ。
こんなことをやっていたから、ネットや書籍で見つけたおすすめの方法を片っ端から試してしまっていたんだと思いますよ・・・
それで効果が出なかったら、また違う方法を試してってことを繰り返していたんだと思います・・・
もっと早くに気がつけば良かった・・・
もっと早くに気がついていれば、優秀な従業員も失わずに済んだのに・・・
もっと早くに気がついていれば、無駄な経費を使わずに済んだのに・・・
闇雲にいろいろ試してカモにされて、体力を消耗せずに済んだのに・・・
どーして考えなかったでしょうね・・・?
とは言えども、利益が出ている時にちゃんと考えていたかというと、考えていなかったと思います。
そう思うと、大赤字になったのは、いい機会だったのかもしれませんよね。
顧客とは?自社の顧客って誰?誰が自社のお客様?
経営者Bさんの声
顧客とは何か?
自社の顧客は誰なのか?
自社のお客様は誰のことなのか?
お恥ずかしい話ですけど、今まで考えたことがなかったんですよね・・・
そんなことをわざわざ考えなくたって、売れればそれでいいんじゃないの。
ウチみたいな中小零細企業は、客を選ぶなんて贅沢なことは絶対できないし。
「来るもの拒まず」「注文してくれたら全て顧客」じゃないと、経営が成り立たないし。
経営者である私がそんな風に思い込んでいたからなのか、部署間の対立も本当にひどかったんですよ・・・
セクショナリズムとでも言ったらいいんでしょうか・・・
特に、製造部門と営業部門の対立がひどかったんです・・・
製造部門は製造部門で、売上が悪いのを営業部門のせいにしていたし・・・
「営業部門がちゃんと仕事をしないから悪い!」
「コッチは一生懸命いいモノをつくっているんだから、売れないのはちゃんと営業していないからだ!」
「むちゃくちゃな要求を製造部門にするな!」
「営業なら、顧客のニーズぐらいちゃんと把握して来い!」
って感じで・・・
営業部門は営業部門で、売上が悪いのを製造部門のせいにしていたし・・・
「製造部門がちゃんと仕事をしないから悪い!」
「コッチは汗だくになりながら一日中靴底減らして走り回って、お客さんに頭を下げまくって苦労しているんだから、売れないのは製造部門がいいモノをつくっていないからだ!」
「むちゃくちゃな要求を営業部門にするな!」
「製造部門なんだから、もっといいモノつくれ!納期ぐらい守れ!不良品出すな!」
って感じで・・・
いがみ合う度に、私が仲裁に入っていたんですけど・・・
「売上が上がっていない状況なのに、こんなことやっている場合じゃないないだろ!」
「資金繰りだって結構ヤバイのに、事業継続の危機に陥る可能性だってあるのに!」
「もっと危機感を持て!当事者意識を持て!」
「ちゃんと仕事しろ!少しはお客様のことを考えろ!」
って、ブチキレて叫びたくなるのを必死でこらえつつ、それぞれの部門の愚痴とか文句とかを我慢強く聞いていたんですけどね・・・
でも、これじゃー、根本的な解決には全然ならないですよね・・・
実際のところ、しばらくしたらまたすぐにいがみ合いが始まっちゃいましたし・・・
こんなに危機感や当事者意識がない従業員は、辞めさせてしまった方がいいんだろうか?
いっそのこと、リストラしてしまった方がいいんだろうか?
こんな風に考えたこともありましたね。
そんな大変な時だったというのに、下請けいじめに遭ったんですよ・・・
社内だけでなく社外まで暴風雨状態で、もうサイアクでしたよ・・・
しばらくは我慢していたんですけど、さらなる無理難題を突きつけられたので、ブチキレてしまったんですけどね・・・
「ウチの会社は、お前のところの奴隷じゃない!」
「お前のところなんかにウチの製品を使われてたまるか!頼まれたって二度と取引するか!」
って啖呵切って、コッチから取引を断ってやりましたよ。
もちろん、後になって冷静になってから、「あーあー、やっちまったな・・・」って激しく後悔しましたけど・・・
でもその一方で、こうも思ったんですよね。
「ああ・・・、ウチの会社にとって顧客って誰のことなのか?って、こーゆーことだったんだ・・・」
「ウチの会社にとって、お客様って誰のことなのか?って、こーゆーことだったんだ・・・」
って。
これもいい機会だと思って、
顧客とは何なのか?
ウチの会社にとって、顧客って誰のことなのか?
お客様って、誰のことなのか?
誰のために、事業を行っているのか?
何のために、事業を行っているのか?
ウチの会社は、誰のために存在するのか?
ウチの会社は、何のために存在するのか?
などについて、じっくり考えてみたんですよ。
みんなとも話し合いしました。
それで気がついたんです。
「全ての人が満足する製品なんて存在しないんだ」
「ウチみたいな経営資源に乏しい中小零細企業が全ての人に満足してもらうなんてまず不可能だし、驕り以外のナニモノでもなかったんだ」
「選択と集中って、こーゆーことだったんだ」
ってね。
このことに気がついたら、不思議なもので、部署間の対立の解決策についても見えて来たんですよ。
部署間の対立だけじゃなく、実は在庫の山とか製品開発とか人材育成などについても悩んでいたんですけど、解決策も見えて来ましたし。
何のことはない。
経営者である私自身が、問題をつくり出してしまっていたんですよね。
顧客が誰なのかわかっていなかったし、社内でコンセンサスも取れていなかったから、目の前にあるはずの答えが見えていなかっただけだったんですよね。
下請けいじめに遭ったことは、今思い出しても本当にムカつくんですけど・・・
「ピンチはチャンス」とはよく言ったものなのかもしれませんね。
今は、「下請けいじめしてくれてありがとう」と言いたいぐらいですよ。
下請けいじめを散々されて大ピンチに陥っていなかったら、気がつけていなかったでしょーし。
顧客とは?自社の顧客って誰?誰が自社のお客様?
経営者Cさんの声
顧客とは何なのか?
自社の顧客は誰なのか?
自社のお客様って、誰のことなのか?
そんなことぐらいわざわざ考えなくたって、よぉーくわかっているし。
売上が上がりさえすれば、そんな難しいことを考えなくたって別にいいし。
以前の私はそんな風に思っていたんですよね・・・
今まで買ってくれている人も、これから買ってくれる人も顧客。
たくさん買ってくれる人は、上顧客とかお得意様とか。
いつも買ってくれる人は、常連客とか。
お恥ずかしい話ですけど、それぐらいの考えしかなかったんですよ・・・
モノはいいんだから、絶対に売れるはずだって思い込んでいたんですね・・・
でも、ウチの従業員ですら喜んで買ってくれていないってことに、ある日、気がついたんですよね・・・
従業員割引で安く買えるのに、それでも買ってもらえていなかったんです・・・
そのことに気がつくどころか、従業員に買えって要求していたぐらいだったんですよね・・・
もちろん強制しているつもりはないんですけど、暗黙の強制とでも思われていたようで・・・
つまり、本当はイヤなのに、社長の命令と受け止められていて、渋々購入してくれていたってことなんですよね・・・
これではまるで、自爆営業をやらせていたようなものですよね・・・
本当に申し訳ないことをしてしまいましたよ・・・
実は・・・
「ただでさえ少ない給料しかもらっていないのに、欲しくもない商品をどうして買わされなきゃいけないんですか!?」
「はっきり言って、私も家族も大迷惑です」
「これじゃー、何のために働いているのかわかりませんから、辞めさせてください」
そんな風に言って、辞めていった従業員がいたんですよ・・・
そりゃー、ものすごく腹が立ちましたよ。
自社商品の良さすらわからない愛社精神のない従業員なんか従業員の資格なし!給料を払う価値なし!そんなヤツはとっとと辞めちまえ!って言ってしまいましたし・・・
でも、よくよく考えてみたら、従業員だって顧客なんですよね・・・
それも、最も身近な顧客なんですよね・・・
もしかしたら、他の従業員も同じように思っているんじゃないだろうか?
って感じて怖くなったので、本音で教えて欲しいって頼んでみたんですよ・・・
最初のうちは、なかなか教えてもらえなかったんですけど・・・
何度も何度も頼んでいるうちに、ものすごく言いにくそうに、辞めていった従業員と似たようなことを全従業員に言われましたよ・・・
そりゃーもう、大ショックでしたよ・・・
まるで、裸の王様みたいですよね・・・
それよりも何よりも、今まで気がつかなかったなんて、本当に申し訳ない。
従業員にこんな思いをさせていたなんて、本当に申し訳ない。
平謝りしまくりましたよ・・・
それで、
顧客とは何なのか?
ウチの会社にとって、顧客とは誰のことなのか?
自社にとってのお客様って、誰のことなのか?
誰のために、事業を行っているのか?
何のために、事業を行っているのか?
この会社は、誰のために存在するのか?
この会社は、何のために存在するのか?
などについて、従業員と一緒に考えてみたんですよ。
もちろん、初めての試みでした。
そしたら経営者である私よりも、従業員の方がずっとずっと顧客が誰なのかよくわかっていて、顧客のことを考えていたんだって思い知らされましたよ。
そしてまた、いろんなことに気がつかされたんですよ。
たとえば、顧客のためにどんな製品を開発したらいいのかとか、こういう顧客にはどのような宣伝方法が合っているのかとか。
それと、これはかなり意外なことだったんですけど、他にも人材採用に関することとか、人事評価に関することとかまで、気づかされましたよ。
今までは、顧客という視点があるようで実は全くなく、自社の都合ばかり優先して考えていたんだってことにも気づかされましたよ。
顧客と口では言いながら、実は儲けることがが最優先で、顧客のことをこれっぽっちも考えていなかったんだなーって・・・
手段の目的化とは、まさにこのことですよね・・・
これじゃー、儲けるために顧客を利用していただけですよね。
利益を出すことはもちろん大切だと思いますよ。
でも、利益ありきの顧客じゃー、順序が逆ですよね。
自社の顧客は誰なのか?
自社にとってのお客様は誰なのか?
シンプルな問いですけど、本当に大切な問いなんですね。
ここから全てが始まると言っても過言ではないのかもしれません。
逆に言うと、こんな基本的なことですら今まで考えたことがなかったのに、よくもまぁ経営者ヅラして会社経営していたもんだと我ながらあきれ返りましたよ・・・
よくまぁ会社が潰れなかったもんだ、運がいいだけだったんだって思い知らされましたよ・・・
今までは、ただ単に儲けようとしていただけであって、経営者としての仕事をしているとは言えなかったのかもしれませんよね。
顧客とは?自社の顧客って誰?誰が自社のお客様?
経営者Dさんの声
顧客とは何なのか?
うちの顧客は誰なのか?
うちのお客様って、誰のことなのか?
誰のために、事業を行っているのか?
何のために、事業を行っているのか?
当社は、誰のために存在するのか?
当社は、何のために存在するのか?
お恥ずかしい話ですけど、実はちゃんと考えているようで考えていなかったんですよね・・・
儲かりさえすれば何でもいいやー、儲けさせてくれるならこの際、誰でもいいやーって思っていたわけじゃー決してないんですけど・・・
でも、そう見えていたんだろーなー・・・って、今は思うんですよ・・・
気づくきっかけになったのは、従業員から言われた言葉でした。
いえなに、うちは斜陽産業ですし、赤字が続いていたし、このままでは会社存続の危機に陥るかもしれない。
そんな危機感から、体力がまだあるうちにと、新規事業を何度か立ち上げてみたんですよ。
とにかく儲かりそうな事業は何かないか、儲かるのならこの際何でもいい。
今思うと、そんな感じだったと思うんですよね。
それで新規事業を立ち上げては失敗して、また立ち上げて失敗して、それでも懲りずに新たな事業を立ち上げてといったことを繰り返していたんです。
とにかく儲かりそうな事業、カネになりそうな事業を探せ!って、従業員にもハッパをかけていましたよ。
そんな時に、従業員にこんなことを言われたんです。
「社長は、儲かるんだったら何でもするんですか?」
「どんな人や企業がお客さんでも、儲かりさえすれば構わないんですか?」
「儲かるんだったら、ブラック企業とでも取引するんですか?」
「極端な話、例えば麻薬とか危険ドラックとか人殺しの道具とかで儲けても構わないと思っているんですか?」
ってね。
そりゃー、めちゃくちゃ腹が立ちましたよ。
その時は平静を装って怒りを必死でおさえましたけど、怒鳴り散らしそうになりましたよ。
経営者の苦労も知らずに、何を言っているんだ!?
誰のお陰で、家族を養えていると思っていやがるんだ!?
危機感がないにもほどがある!
これだから、うちの従業員はどいつもこいつも使えないヤツばっかなんだ!
いっそのこと、全員リストラしてやろうか!?
そしたら人件費も削減できるし、従業員の給料支払のための資金繰りに悩まずに済むし!
って、怒鳴り散らしそうになりましたよ。
でも、後で冷静になって考えたら、従業員の言った言葉ってホントその通りだと思ったですよ・・・
思いっきり図星だったから、腹が立ったんですよね・・・
で、顧客って誰のことなのか自分なりに考えてみたんですけど、我ながら愕然としましたよ・・・
経営者として仕事しているつもりが、実は今まで経営者としての仕事をやっていなかったんだって、痛感させられましたね・・・
だから、赤字になるのは斜陽産業のせい、新規事業がうまく行かないせい、売り上げを上げられない従業員のせいって思い込んでいたんですよね・・・
そりゃー、うまく行くはずありませんよね・・・
経営者である私が、誰が顧客なのかってことすらちゃんと考えていなかったんですから・・・
顧客が誰なのかもちゃんと考えずに新規事業を立ち上げろって、従業員からしたらむちゃくちゃな要求ですよね・・・
顧客が誰なのか決められるのって、経営者しかいないのに・・・
指摘してくれた従業員の方が、私なんかよりもずっとずっと経営者としての仕事をしていたんだなーって感じましたよ・・・
言いにくいことをよく言ってくれたと、心底感謝しています。
経営者ってやっぱり、従業員の声に耳を傾けられないとダメだなーって痛感しましたよ。
だって、経営者一人ではなーんにもできないから人材採用を行っているわけですし、組織をつくっているわけですから。
でも、自分ひとりではとても答えが出せそうになかったんですよね・・・
そこで、いっそのこと開き直って、従業員と一緒に考えてみることにしたんですよ。
これだって、組織だからできることですし。
従業員の声を聞くいい機会ですし。
顧客とは何なのか?
自社の顧客は誰なのか?
うちのお客様って、誰のことなのか?
誰のために、事業を行っているのか?
何のために、事業を行っているのか?
当社は、誰のために存在するのか?
当社は、何のために存在するのか?
誰のためなら、働きたいって思うのか?
何のためなら、働きたいって思うのか?
ってね。
予想していた以上に、いろんな考えや貴重なアイデアを聞くことができましたよ。
目からウロコも落ちましたし、どーしてもっと早くにやらなかったんだろうって思っています。
「ピンチをチャンスに変える」とは、よく言ったものですよね。
顧客とは?自社の顧客って誰?誰が自社のお客様?
経営者Eさんの声
顧客とは何なのか?
自社の顧客は誰なのか?
当社のとってのお客様って、誰のことなのか?
誰のために、事業を行っているのか?
何のために、事業を行っているのか?
当社は、誰のために存在するのか?
当社は、何のために存在するのか?
会社の根幹にもかかわることのはずなのに、実はちゃんと考えているようで考えていなかったんですよね・・・
自分ではそんなつもりはなかったんですけど、長年、社長をやっていたせいか、売上を上げること、利益を上げることしか、いつの間にか考えられなくなってしまっていたんですね・・・
今思うと、とにかくいっぱい儲けたいよなー、儲けられるだけ儲けたいよなーって、金の亡者にしか見えていなかったのかもしれません・・・
儲けることって手段でしかないはずなのに、会社を経営することも会社を存続させることも目的にはなり得ないはずなのに・・・
気づくきっかけになったのは、従業員からの質問でした。
とにかくもっと売上も利益も上げろ!
ノルマももっと厳しくして、何がなんでも絶対に達成しろ!
って、言っていた時だったんですけどね。
「事あるごとに売上も利益も上げろ!といつもおっしゃいますけど、社長はいったいいくら儲けたいんでしょうか?」
「儲けたお金で、いったい何がしたいんでしょう?」
「まさかとは思いますけど、ギャンブルみたいに儲けたお金を使ってさらに儲けたいわけじゃありませんよね?」
「何らかの目的があって、その目的を達成するのに必要だから儲けたいんですよね?」
「その目的を達成するのに、具体的にはどれだけの売上や利益が必要なんでしょう?」
「会社を存続させるためには、いくら儲ける必要があるんでしょう?」
「社長は、何のために会社をつくったんでしょうか?」
「社長は、誰のために会社をつくったんでしょうか?」
「社長は、いったい何のために会社を経営しているんでしょうか?」
「社長は、いったい誰のために会社を経営しているんでしょうか?」
この質問には、そりゃー、めちゃくちゃムカつきましたよ。
営利企業が儲けて何が悪い!?
儲けたカネを使ってさらに儲けたいと思って何が悪い!?
金持ちになりたいと思って何が悪い!?
お前だって儲けたいから働いているんだろ!?
給料が欲しいから、働いているんだろ!?
カネが目的で、この会社で働いているんだろ!?
そのくせして、こんな生意気な質問をするとは何事か!?
お前なんかクビだ!明日から来なくていい!
って、あやうく怒鳴り散らしそうになったぐらいでした。
とゆーより、今思えば、ちゃんと答えられなくて、それを誤魔化すために怒鳴りそうになったんだと思います。
で、しばらくして頭を冷やしてから考えてみたんですよ。
従業員は、どーしてあんなことを質問したんだろう?って。
かと言って、今さら従業員に聞くのもシャクだし、どーしよー・・・
って思いながら、リニューアルを検討中していた自社のホームページを何気なくボンヤリと眺めていたんですよ。
経営理念のページを見た時に、そのナゾが一気にとけましたね・・・
経営理念などで言っていることと実際にやっていることがこれだけ乖離していたら、従業員からあんな質問をされて当然だと我ながらナットクしましたよ・・・
そーなんですよねー・・・、会社をつくった時にはそれなりの想いがあったはずなのに・・・
こんな会社にしたい、こんなことで社会の役に立ちたいって思っていたはずなのに・・・
これを見てくれた従業員が、うちで働いてくれているのに・・・
これを見てくれた取引先が、うちと取引してくれているのに・・・
資金繰りに追われているうちに、いつの間にか儲けること、カネのことしか考えられなくなってしまっていたのかもしれません・・・
これじゃー、従業員にあんな質問をされたり、従業員が辞められたり、顧客離れを招いたりしても当然ですよね・・・
その結果、売上も利益も下がるのは、当たり前の話ですよね・・・
儲けられるだけ儲けたい、とにかくいっぱい儲けたいって思っていたからなのか、会社を存続させるのに最低限いくらの売上や利益が必要なのかってことについても、今までちゃんと考えたことがなかったんですよね・・・
だから、決算書にしても売上の数字と利益の数字しか見ていなかったし、数字が上がった下がったって一喜一憂するだけで終わっていたのかもしれません・・・
決算書の見方を勉強しようとも思いませんでしたし・・・
とは言えども、長年社長をやっていると、ついついカネのことを考えてしまうものですよね。
いけないいけないと思っていても、どーしてもカネのことが気になってしまうものですよね。
いくら綺麗事を言っても、カネがなけば従業員も働いてくれませんし、仕入れもできませんし。
カネがなければ、会社も継続できませんし。
カネありき、儲けありき、新規事業ありきで考えたらダメ、手段の目的化に陥ってはいけないってわかっちゃーいるんだけど、私が考えると、どーしてもカネのことから考えてしまいそうだなーって感じたんですよね・・・
そこで、従業員と一緒に考えてみたんですよ。
自社の顧客は誰なのか?
自社にとってのお客様とは誰のことなのか?
誰のために、事業を行っているのか?
何のために、事業を行っているのか?
当社は、誰のために存在するのか?
当社は、何のために存在するのか?
どんなお客さんの役に立ちたいと思うのか?
どんなお客さんのためなら、働きたいって思うのか?
何のためなら、働きたいって思うのか?
どんなことで、社会に貢献したいと思うのか?
ってね。
顧客とは?自社の顧客って誰?誰が自社のお客様?
経営者Fさんの声
顧客とは何なのか?
自社にとって、顧客って誰のことなのか?
お客様って、誰のことなのか?
誰のために、事業を行っているのか?
何のために、事業を行っているのか?
うちの会社は、誰のために存在するのか?
うちの会社は、何のために存在するのか?
基本中の基本のことのはずなのに、実はちゃんと考えているようで考えていなかったんですよね・・・
だから、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」のような一方的な売り込みを、マーケティングと勘違いしてしまっていたのかもしれません・・・
以前は従業員に片っ端からDMを送らせていましたし、飛び込み営業もやらせていたし、電話帳を使って片っ端から電話営業もさせていたんですけどね・・・
ノルマもモチロン設定して、そのノルマを何が何でも絶対に達成しろ!って従業員に言っていましたよ・・・
やる前からできないなんて、口が裂けても絶対に言うな!
できない理由、言い訳ばかり並べるな!
根性が足りなさ過ぎる!
もっと努力しろ!
できないなら、できるまでやれ!
残業でも徹夜でも休日出勤でもしろ!
文句言っているヒマがあったら、とっととやれ!
とにかく生産性を上げろ!
成果を出せ!
社会人のくせに、こんなことすらできないなら給料をもらう資格なんてない!
そんなヤツは、どこの会社に行っても通用しない!
こんな風に、従業員によくハッパをかけていましたよ・・・
私がサラリーマンだった頃には、それが当たり前でしたし、それが常識でしたから、このやり方に疑問を感じることすらなかったんですよ・・・
そのせいか、辞めて行く人が続出していたんです・・・
でもそれでも、当時は全く気づかなかったんですよ・・・
それどころか、辞めた人のことをクソミソに言っていましたよ・・・
なーんて根性がないんだ!情けないんだ!って。
代わりはいくらでもいる!嫌ならみんな辞めてしまえ!って。
そうこうしているうちに、本当にみんな辞めて行ってしまって、前代未聞の人手不足になってしまったんです・・・
求人を出しても誰も応募してくれなくて、現場が回らなくなってしまって、事業継続の危機に陥ってしまったんですよ・・・
情けない話ですけど、このような事態に陥って、今までのやり方にようやく疑問を感じるようになったんですよ・・・
考えてみればその通りの話なんですけど、私がサラリーマンだった時代と今とでは、経営環境がものすごく変化していますよね・・・
例えば、右肩上がりの成長期で人口も増えていて売り込みさえすれば売れた時代で、終身雇用で企業戦士として定年まで働くのが当たり前だった時代と、今の時代とでは全然違いますよね・・・
経営環境が大きく変化しているのに、それなのに私は当時のままの感覚でいたってことなんですよね・・・
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」のような一方的な売り込みを、マーケティングと勘違いしていたってことなんですよね・・・
そりゃー、みんな辞めて行っちゃいますよね・・・
我ながらナットクしましたよ・・・
もっと早くに気づけば、こんなことにはならなかったはずですよね・・・
今さらボヤいたところで、もう遅いですけどね・・・
私には、経営者の資格もなければ、経営者としての素質もないな・・・
いっそのこと、廃業した方がいいのかもしれない・・・
本気でそう思いましたよ・・・
でも、今までちゃんと考えたことがなかったのなら、今から考えてもいいんじゃないか?
これだけ落ち込んで猛省しているからこそ、やっと考えられるようになったんじゃないか?
このまま経営者を続けるにしても、サラリーマンに戻るにしても、同じ過ちを繰り返さないためにも考えた方がいいんじゃないか?
これが最後のチャンスじゃないのか?
とも感じたので、開き直って考えてみることにしたんです。
顧客とは何か?
自社の顧客とは誰なのか?
お客様とは誰のことなのか?
誰のために、事業を行っているのか?
何のために、事業を行っているのか?
当社は、誰のために存在するのか?
当社は、何のために存在するのか?
ってね。
結果としては、考えてみて本当に良かったと思います。
とんでもない大失敗をしましたけど、これだけの大失敗を経験したからこそ変われたんだと思います。
あの時考えていなかったら、世の中の役に立つこともなかったでしょうし、従業員も戻って来てくれていなかったでしょうし、この会社も存続できていなかったでしょうから。
それ以来、行き詰った時とか迷った時とかに考えるようになりました。
あ、モチロン、今はみんなと一緒に。
自社にとって、顧客って誰のことなのか?
お客様は、自社にとって誰のことなのか?
誰のために、事業を行っているのか?
何のために、事業を行っているのか?
当社は、誰のために存在するのか?
当社は、何のために存在するのか?
ってね。
不思議なことに、考える度に気づくことや発見することがあるんですよ。
顧客とは?自社の顧客って誰?誰が自社のお客様?(パート2)
うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???
「そっ・・・、そーだったのかー! ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!! 」
「だからかー!!だからだったのかー!! ヾ(.;.;゜Д゜)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「そーいやー、自社の顧客が誰なのか?自社にとってのお客様って誰のことなのか?などについて、ウチもちゃんと考えてみたコトってなかったかも・・・ ( ゜Д゜) 」
「考えるだけだったら経費はかからないコトだし、ちょっち考えてみよっかなー・・・ ( ̄▽ ̄;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「どーりで、ネット検索や書籍なんかのおすすめの方法をいくらやっても、上手く行かなかったワケだ・・・ Σ( ̄ロ ̄lll) 」
「考えてみりゃー、他社にとっての顧客とウチの会社にとっての顧客って違うんだもんな・・・、全く同じ経営資源を持っていて全く同じ状況下で全く同じ顧客を相手にしている会社なんて存在しないだろーしなー・・・ o( ̄_ ̄|||)o— 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「そーだよなー、経営資源に乏しい中小零細企業だもんなー、選択と集中もやっぱ必要だよな・・・ (;´д`) 」
「誰でもウェルカムってコトは、誰も来てくれないってコトと言っているのともしかしたら同じなのかも・・・!? (@ ̄□ ̄@;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「とは言えども、どんな基準で、何をどーやっていつ選択と集中をしたらいいものやら・・・ (o´д`o)=3 」
「顧客が誰なのか?お客様が誰なのか?って、もしかして経営理念や経営ビジョン、経営方針なんかにも関係しているんだろーか??? ( ̄∧ ̄ ) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ってコトはだよ・・・、アレをあーして、コレをこーして・・・ ((φ( ̄Д ̄ ) 」
「もう打つ手なし!八方塞がり!このまま行くと倒産か廃業かしかない!って思っていたけど、まだできるコトって意外とあるのかも~ d(⌒ー⌒) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「うーん・・・、頭では理解できるんだけど・・・、いざ顧客を絞ろうと思うとやっぱ怖くてできないよなー・・・ ヽ(;▽;)ノ 」
「ただでさえ売上が減っているのに、顧客を選ぶなんて贅沢なコトはできないよなー・・・ σ(^◇^;)。。。 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「自社の顧客が誰なのか?お客様が誰なのか?を考えただけで利益が増えるんだったら、誰も苦労しないよ・・・ 。。。(〃_ _)σ∥ 」
「そんなコト考えているヒマがあったら、少しでも利益を増やさないと!! (´ヘ`;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「いや~、世の中にはヒドイ会社もあるもんだねぇ~、顧客が誰なのか、お客様が誰なのかすらわかっていないなんてさー、まっ、ウチには関係ないけどさぁ~ ヽ(`▽´)/ 」
「顧客が誰なのか、お客様が誰なのかぐらい、ウチの会社ではわかっているもんねぇ~、絶対ダイジョーブだもんねぇ~ ( ̄▽+ ̄*) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「顧客が誰だろーと、そんなのどーでもいいしぃ~、給料もらえたらそれでいいしぃ~ q( ̄3 ̄)p 」
「顧客が誰とかお客様が誰とか、そんなコトは経営者だけが考えたらそれでいいんじゃね?そんなの従業員が考えるコトじゃないよね~、どーせ命令された通りに仕事するだけなんだからさ~ ( ̄(工) ̄) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「儲かりさえすりゃー何でもいいしって感じで、とんでもない顧客を相手にとんでもない商売して、コンプライアンス違反を平気でやらかしているようなブラック企業になんて入ったら人生お終いだよ・・・、絶対に入りたくないよ・・・ (;゚;Д;゚;;) 」
「顧客のコトも従業員のコトも大切にしていて、給料も休みもいっぱいもらえて社会保険にもちゃんと入れてもらえて、人間関係も良くて上司にも部下にも恵まれていて、残業も全然なくて仕事もラクチンで通勤もラクで、どんなコトがあっても絶対にクビにならなくて、正社員で一生雇ってくれるいい会社ってどこかにないかな~??? (;´Д`)ノ」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ナルホド・・・、ちょっぴりわかった気がするかも・・・ ヽ(´ー`)ノ 」
「あ、なーんだー、そーだったんだ~ (〃▽〃) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「わかったよーなわからんよーな・・・ ( ̄д ̄;) 」
「やっぱ、頭がウニ状態じゃー!よくわからーん! \(  ̄曲 ̄)/ 」
という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?
他にも、例えば・・・
などなども含めると、いろんな意味で考えさせられちゃいません? (^^)
ふーむ・・・、こーやって考えてみると・・・
まだ見えていないだけで・・・
意外なところにヒントがいっぱい溢れている
おお~っ ━━━━ヽ(゜Д゜)ノ━━━━ 見っけ~♪
のかも~???
なーんて、感じません? (〃▽〃)
どっ・・・、どうでしょう???
皆さまは、どう思われますか?
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