「お客様は神様、お客様第一や顧客第一などの言葉を経営理念に使う意味って何だろ~?どんな意味を込めることになるんだろ~? (; ̄ェ ̄) 」
「お客様は神様、お客様第一、顧客第一などの言葉を経営理念や経営方針で使うことによって、何が取引先や従業員に伝わるんだろ~? ( ̄◇ ̄;) 」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言葉を、経営理念や経営方針で使ってもいいものなのかな~? o゚p(∴´⌒`∴)q゚o。 」
「それとも、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言葉は、経営理念や経営方針には使わない方が無難なのかな~? p(´⌒`q) 」
「もしも経営理念や経営方針で使うんだったら、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの中でどの言葉をどんな風に盛り込んだらいいんだろ~? ( ´△`;) 」
「もしも経営理念や経営方針に使わないんだったら、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とか以外でどんな言葉を使ったらいいんだろ~? (;゜0゜)」
「会社の経営理念や経営方針に、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって掲げている会社って結構あるみたいなんだけど、なーんか疑問に感じる時もあるんだよね・・・ (;´゚д゚`) 」
「そりゃー、お客様は大事だし神様のように有り難い存在だし、お客様からお金をいただけているから会社の経営が成り立つんだろーし、取引先への支払いもできて従業員にも給料を払えるんだろーけど、お客様は神様の本当の意味から考えると違和感があるんだけど??? (;´д`) 」
「お客様を大切にする経営をしていますとか顧客に貢献しますとかって気持ちを表現するために、お客様は神様って言葉を使っているんだろーけど、よくよくその会社を知ってみると、お客様は神様どころかお客様第一や顧客第一で考えても、なーんか違和感を感じちゃう時があるんだよねー・・・ ( ̄▽ ̄|||)」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって経営理念が、逆効果になっちゃっている場合もあるような気がしなくもないんだけど??? 。゚(゚^o^゚)゚。 」
「お客様は神様の本当の意味って何だろ~? ( ̄▽ ̄;) 」
「お客様第一や顧客第一の意味と同じなのかな~?違うのかな~? ( ̄ー ̄?)」
「お客様第一主義や顧客第一主義と、利益至上主義や売上至上主義との違いって何だろ~?何がどう違うんだろ~?って疑問に感じることもあるんだよね・・・ (;・∀・)」
「お客様第一主義とか顧客第一主義とかって口では言っていても、実際は利益至上主義や売上至上主義になっちゃっている会社もあるような気がしなくもないし・・・ (ーー;) 」
「こんな風に考えて行くと、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言葉を経営理念で使う意味って何なんだろーか?経営理念に使う意味が本当にあるんだろーか?経営理念や経営方針に使ってもいいものなんだろーか?ってどーも迷っちゃうし、疑問や違和感を感じちゃうこともあるんだよねー・・・ (o´д`o)=3 」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言葉を経営理念や経営方針で使っている会社って、どーゆー理由や経緯があって使うことにしたんだろ~?どんな意味が込められているんだろ~?取引先や従業員に何を伝えようとしているんだろ~? ( ̄∧ ̄ ) 」
などなど、このような疑問の声をお聞きすることもあるんですが・・・
( ´・ω・`)
「経営理念・ビジョン・経営計画等の作成」、「組織人事戦略(戦略的な組織づくり)」、「人材育成戦略(戦略的な人材育成)」、「経営に役立つ情報活用(IT活用・ICT活用)」などなどのお手伝いを行なっているからなのか・・・
「爆発・炎上・崩壊組織」で消防のお手伝いを行なうこともあるからなのか・・・
こーゆー疑問や違和感って意外と大事
なんじゃーないかな~???
(`・ω・´)
なーんて感じることもあるのと、それにコレってもしかしたら・・・
などなどにも、ある意味関係するっちゃーする面もあるのかも~???
なーんて感じるコトもあるので、一緒に考えてみません? (^^)
あ、モチロン、「自律的に」という意味で。
ちょっと興味あるかも~?
って言ってくださる方は、お付き合いいただけると嬉しいです。
(^^)/
お客様は神様、お客様第一や顧客第一を経営理念に使う意味って?
(パート1)
んーと、もしかしたら・・・
なんかにもある意味関係するかもしれないので・・・
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を経営理念や経営方針に使う意味などに関連して、経営者の立場を経験したことがある方からお聞きすることもある例えばこんな声から、まずは考えてみるのはどーでしょう?
(。・ω・)b
お客様は神様、お客様第一、顧客第一の言葉を経営理念や経営方針に使う意味などに関して、経営者の立場を経験したことがあるAさんの声
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって、口で言うのは簡単でも、実際にやるとなると本当に難しいものですよね。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの意味を理解しているつもりが、実は理解していないこともあるし。
落とし穴だってあるし、盲点になっていることだってあるし。
当時のウチの会社もそうだったんです。
創業した時から、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかを大切にして来たつもりでしたし。
経営理念や経営方針にも、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を使っていたぐらいでしたから。
なので、お客様の要求には絶対に応えるように従業員にもよく言っていました。
お客様のご要望に「NO」と言っては絶対にいけないって。
一人のお客様の要求は、全てのお客様のニーズなんだから。
そのニーズに応えることが、ウチの会社が提供できる付加価値なんだから。
お客様が当社の製品やサービスを買ってくださるからこそ、ウチの会社も売上を得られるんだから
お客様が当社の製品やサービスを買ってくださるからこそ、ウチの会社も利益を得られるんだから。
お客様が当社の製品やサービスを買ってくださるからこそ、従業員も生活費を稼ぐことができるんだから。
お客様が当社の製品やサービスを買ってくださるからこそ、社会から必要とされる会社になることができるんだから。
って、繰り返し繰り返し言っていましたよ。
しつこいぐらいに。
なので、お客様からどんなに無茶な要求をされても応えるようにしていました。
モチロン、QCDの面でも。
品質をもっと向上して欲しいとお客様から要求されたら、必死に向上していましたし。
納期をもっと短くして欲しいとお客様から要求されたら、1分でも2分でも短縮できるように努力していましたし。
値下げや割引をお客様から要求された時にも要望に応えていましたし。
コスト競争力を高めるためにも、それが必須だと思っていましたから。
そーゆーことも含めて、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言葉を使っていたんです。
無茶な要求に応えることこそが、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの意味だって言っていたんですよ。
お客様からどんなに無茶な要求をされても応えることが、お客様に貢献することであり、社会に貢献することでもあり、ウチの会社の存在意義だと思っていましたし。
実際そうしなければ、ただでさえ経営環境の変化が激しくて価格競争も激化する一方の状況で、ウチみたいに経営資源に乏しい中小零細企業は生き残っていけないって思っていましたし。
そう思ってがんばっていたんですけどね。
だけど、倒産しちゃったんですよ・・・、悲しいことに・・・
そのため、必死に考えたんです。
創業した当初から、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかをものすごーく大切にして来たのに・・・
お客様からどんなに無茶な要求をされても応えていたのに・・・
それなのに、どーして倒産してしまったんだろーか???
何がいけなかったんだろーか???
根本的な原因は、いったい何だったんだろーか???
って、その後しばらく経って冷静になってから必死に考えたんです。
倒産に至るまでの経緯を振り返りながら。
非常に辛いことでしたけど、同じ失敗を二度と繰り返したくなかったし、少しでも失敗から学ぼうと思って。
で、ようやく気がついたんですよ。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの本当の意味を、理解しているつもりがちゃんと理解していなかったってことに。
今思えば、そりゃー、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を経営理念や経営方針で使いながら、あーんなことばっかやっていたんだからそりゃー倒産しちゃうよなーって思っちゃいますけど。
それまでロクに見たことがなかった決算書も、改めてちゃんと見てみました。
と言っても、損益計算書(P/L)の見方も貸借対照表(B/S)の見方も理解できていなかったから、決算書の見方の基本を遅ればせながら勉強しながらでしたけど。
何年か分の損益計算書(P/L)を時系列に見てみると、売上はそこそこ上がっていたんです。
だけど、利益率が下がる一方だったんです。
ってゆーか、利益率が下がっていたどころの話じゃーありませんでしたね。
マイナスになっていたんですから。
売上総利益もヒドイものでしたけど、営業利益はさらにヒドイ状態だったんです。
売上がそこそこ上がっていても、少し前から損益分岐点を割り込んでいて、固定費ですらまともに賄えない状態になっていたんですから。
採算を度外視してお客様の要求に応えていたんだから、こんな状況になっちゃったのは当たり前と言えば当たり前の状況なんでしょーけど。
決算書の作成を義務付けられているから仕方なく作成していたんですけど、経理担当者に任せっぱなしでロクに見ていなかったんだから、そりゃーこーなるよなーって納得しちゃいましたよ。
損益計算書(P/L)ですらロクに見ていなかったんですから、どう見たらいいのかさっぱりわからなかった貸借対照表(B/S)に関しては、信じられないぐらいさらにさらにヒドイ状態でした。
流動比率も固定比率もヒドイものだわ。
債務超過もいいところだったわ。
あちらこちらに兆候があらわれていたんです。
こんな状況だったんだから、そりゃー資金繰り難に陥って倒産しちゃうのは当たり前の話だよなーって我ながら納得しちゃいましたよ。
もっと言うなら、そもそも自社の顧客が誰なのか、ウチの会社のターゲット顧客は誰なのかってことすらちゃんと決めていませんでしたね。
だから、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言いながら、無茶な要求ばっかされても値下げや割引を要求されてもその要求に必死に応えていたんでしょーね、きっと。
ボランティアでやっているわけじゃーないのに。
営利企業なのに。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって、今でも思っています。
お客様に貢献したいという気持ちにも、社会に貢献したいという気持ちにも今も変わりはありません。
だけどそれは、持続可能なビジネスモデルであることが絶対条件だと思います。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言いながら、事業継続の危機に陥ったり会社が倒産したりするようでは、営利企業として本末転倒としか言いようがありませんから。
お客様は神様、お客様第一、顧客第一の言葉を経営理念や経営方針に使う意味などに関して、経営者の立場を経験したことがあるBさんの声
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言葉を、経営理念や経営方針に使っている会社って結構ありますよね。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの本当の意味がわかっていて経営理念や経営方針に使っている会社もあるんだろーけど、中には本当の意味がわからずに使っている会社もありますよね。
そーゆーウチの会社も、実はそうだったんですけどね。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの類の言葉を経営理念や経営方針に使っていたんですけど、とりあえず使っていただけってゆーか。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を、経営理念や経営方針に使う意味って何なのか?
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を経営理念や経営方針に使うことによって、取引先や従業員がどう思うのか?
そんなの考えたこともありませんでしたし、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの意味についてもちゃんと理解していなかったんです。
理解も何も、言葉通りだと思い込んでいましたし。
理解もクソもお客様は神様ってそのままの意味だし、お客様が第一の意味だし顧客が第一の意味だしって感じで。
お客様は神様ですってのがビジネスをやる上で当たり前の考え方だし、お客様第一とか顧客第一とかは日本社会の常識でもあるしって感じで。
実は経営理念や経営方針を考える時に、どんな経営理念や経営方針にしたらいいのかなかなか思い浮かばなくて悩んでいたんですよ。
で、いろんな会社の経営理念や経営方針をリサーチしてみたところ、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの類の言葉を経営理念や経営方針に使っている会社が結構見つかったんです。
これだけたくさんの会社が経営理念や経営方針に使っているんだから、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの類の言葉をウチの会社の経営理念や経営方針にも盛り込んだ方が無難だよなー。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの類の言葉を使っている方が、従業員にも経営理念を浸透させやすそーだし、お客様を大切にしているってアピールもできるから宣伝にもなるだろーし、顧客ウケも良さそーだし。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの類の言葉を経営理念や経営方針に掲げていれば、会社の信用力も上がりそーだし。
そしたら会社の知名度も上がりそーだし、売上も利益も上がりそーだし。
当時はこんな軽い気持ちだったんです。
ってか、今思い返してみたら動機不純だし下心だらけだし、穴があったら入りたいぐらい恥ずかしいですが。
経営理念が何なのかもよくわかっていなかったですね。
経営理念を何のために考えるのか?とか誰のために考えるのか?とかも、考えているようで実は全く考えていなかったです。
今思い返してみると。
なので、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの本当の意味を深く考えることなく経営理念や経営方針に使っていたんですよ。
そのことに気づいたのは、優秀な人材が辞めてしまった時でした。
その時は、立て続けに優秀な人材が辞めてしまっていて、人手不足に陥ってしまって、事業継続の危機に陥っていたんです。
慌てて人材採用をやっていたんですけど、募集をかけてもかけても優秀な人材が見つからないし、ようやく見つかってもすぐに辞めちゃうしって状況だったんです。
とにかく優秀な人材がこれ以上辞めないようにするのが先決だと思ったので、それでどーして会社を辞めるのか、会社を辞める理由を本音で教えて欲しいって頼み込んだんですよ。
そりゃー、なかなか本音では答えてもらえませんでした。
でも、必死に頼み込んでようやく教えてもらったんです。
そしたら、こんな風に言われちゃったんですよ。
「経営理念や経営方針に掲げているお客様は神様って、どーゆー意味なんでしょう?」
「経営理念や経営方針に掲げているお客様第一や顧客第一って、どーゆーことなんでしょう?」
「社長がおっしゃるお客様は神様と、利益至上主義とは何がどう違うんでしょーか?」
「社長がおっしゃるお客様第一主義や顧客第一主義って、売上至上主義とは何がどう違うんでしょーか?」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの本当の意味を理解した上で、社長は言っているんでしょーか?」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの本当の意味を理解した上で、経営理念や経営方針に使っているんでしょーか?」
「経営理念や経営方針との一貫性や整合性があまりにもないと感じませんか?」
「経営理念に掲げていることと、実際にやっていることがあまりにも違うと思いませんか?」
「とにかく売って売って売りまくれ!!って感じで、片っ端から売り込みをかけることのどこがお客様は神様なんでしょうか?」
「お客様が嫌がろうが迷惑に感じようがおかまいなしで、しつこく訪問したり電話しまくったりメールをガンガン送りまくったりして売り込むことのどこがお客様は神様なんでしょうか?」
「めちゃくちゃ厳しいノルマを設定して、お客様に泣きついてでも騙してでも何がなんでもノルマを達成しろ!!って感じの雰囲気だけど、それのどこがお客様第一なんでしょうか?」
「お客様が買わないのには理由があるはずなのに、その理由を全く考えることなく、無理やり売りつけることのどこが顧客第一なんでしょうか?」
「こんな会社の方針には納得できないし、とてもついていけないし、こんな組織風土には染まりたくないから辞めるんです」
「もっとお客様を大切にする会社だと思っていたのに、だからこの会社に入りたいと思って働くことにしたのに、それなのに非常に残念です」
って、ボロカスのクソミソに言われちゃったんです。
悔しいけど、一言も言い返せませんでした。
まさにその通りだったからです。
動機不純で下心だらけの経営理念を、従業員にはしっかり見透かされちゃっていて思いっきり図星だったからです。
何よりもショックだったのは、一貫性も整合性もないバラバラの状態だったってことに、従業員に言われるまで自分では気づいていなかったことなんです。
当時の私はこれぐらいズバッ!!っとストレートにはっきり言われていなければ、気づくことすらできない致命的な状態だったんです。
元々動機不純で下心だらけの状態で、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言葉を経営理念や経営方針に使っていたってこともあったんでしょーけど。
そのせいか、経営理念に掲げていることと実際にやっていることがどんなに乖離してしまっているか、いつの間にか気づくことすらできなくなっちゃっていたんです。
当時の私は、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって口では言っていたものの、実際は利益至上主義や売上至上主義でしかなかったんです。
経営とは何をすることなのか、経営者の仕事や役割とは何なのかってことすら、当時の私はよくわかっていませんでしたね。
お金儲けをすることが、会社を経営することと当時の私は勘違いしてんです。
そーゆー意味で言うと、当時の私は経営すらやっていなかったのかもしれません。
当時の私は、自覚のないまますっかり裸の王様になっちゃっていたんですよ。
従業員の声にはちゃんと耳を傾けなきゃいけないよなーってつくづく思います。
救いだったのは、経営理念が従業員に浸透していたってことでしょーか。
こんな動機不純で下心だらけの経営理念だったけど、本当の意味でのお客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかが従業員にはちゃんと浸透していたんです。
だから、疑問に感じた優秀な人材がどんどん辞めて行ったってことなんでしょーね、きっと。
まさに自業自得だと思います。
だけど、言ってもらって本当に良かったと思います。
本音で言ってくれた従業員には、感謝しても感謝しきれません。
でなければ、深く反省して改心することもなかったでしょーし、ウチの会社はとっくの昔に倒産してしまっていて存続できていなかったでしょーから。
お客様は神様、お客様第一、顧客第一の言葉を経営理念や経営方針に使う意味などに関して、経営者の立場を経験したことがあるCさんの声
私がやってしまった人生最大の失敗話をいたします。
失敗の原因を一言で言うと、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの本当の意味をよくわかっておらず、経営理念や経営方針に勘違いして使っていたからなんでしょーけど。
非常にお恥ずかしい話ですが、私のような経営者が一人でも減ることを願って、あえて恥を晒します。
大学卒業後、ある会社に就職し、技術者として何年間か仕事をしていました。
しかし、組織で仕事をするのに向いていなかったことや、いつか自分の会社を持ちたいという夢があったので、起業いたしました。
起業した当初は、本当に必死でした。
気合と根性で乗り切るしかありませんでした。
たった一人で起業したし、従業員を雇う余裕なんて全くなかったので、営業、お客様先での作業、経理など、何から何まで自分一人でこなさなければなりませんでしたから。
寝てもさめても仕事のことばかりでした。
ずっと3時間睡眠でしたけど、それでも寝る時間がもったいなかったです。
寝る間も惜しんで、食べる間も惜しんで、風呂に入る時間も惜しんで、事務所に泊まり込んで仕事ばかりしていました。
技術者として仕事をしていたせいか、本当に何も知りませんでした。
納品書や請求書の書き方すら知らず、初めてのお客様に教えてもらったぐらいですから。
お客様の存在の有り難さが、本当に身にしみました。
まさに、お客様は神様だなーってのを実感しましたよ。
何があっても、お客様第一主義を貫こうと決心し、経営理念や経営方針に掲げたのもこの時です。
そうやって無我夢中で仕事をしていくうちに、他社にはなかなかできない特殊な技術力があったお陰なのか、他社よりも低い価格設定をしていたからなのか、徐々に軌道に乗り始めました。
現場力を向上するためにも即戦力が必要だったので、特殊な技術力を持つ社員を中心に雇用し規模も拡大して行きました。
人材育成をやる余裕がなかったので、とにかく現場に社員を放り込んでOJTで仕事を覚えてもらっていました。
人材育成らしい人材育成は全くと言っていい程やりませんでしたが、従業員に対してはいつも、
「お客様は神様だから」
「ウチの会社は、お客様第一主義だから」
「ウチの会社は、顧客第一主義だから」
って、口酸っぱく言っていましたよ。
経営理念を浸透させるために、耳にタコができるぐらいに。
会社の経営方針にも掲げていましたし、お客様は神様というのは会社の根幹をなす考え方ですから、これ以上の教育はないと思っていたぐらいでした。
会社の知名度が上がったからなのか、面白いぐらい仕事がどんどん入って来るようになりました。
私もお客様先での作業や取引先の接待などにますます忙しくなり、毎日が充実していました。
そんな順風満帆と信じて疑わなかった時のことです。
ある朝出社すると、従業員が誰も出勤していなかったんです。
始業時間になっても、誰も出社して来ません。
30分経っても、1時間経っても、誰も出社して来ません。
「今日はお客様先での作業もあるのに、いったいどうなってるんだ!?」と、慌てて従業員に片っ端から電話してみました。
しかし、誰も電話に出ません。
「今すぐ連絡しろ!いったいどうなってるんだ!?」と、留守電にも入れましたが、一向に連絡がありません。
狐につままれたような気分でした。
ほんの少し前まで働いていたパートにダメモトで電話してみたところ、電話がつながったので状況を説明し、何か知らないか聞いてみました。
すると、
「いつもお忙しくていらっしゃるから、何もご存じないんですね」
「FAXが来ていませんか?」
とだけ言われて電話を切られてしまいました。
その元パート事務員が言ったとおり、FAXを確認してみました。
それを見て、驚愕しました・・・
そうです・・・、ストライキだったんです・・・
私が知らない間に、従業員が労働組合をつくっていたんです・・・
幸いその日のお客様先での作業は、私一人でもこなせる作業量だったため、すべて私一人で行いました。
しかし、その次の日からの作業に関しては、とても私一人でこなせる作業量ではありませんでした。
とは言えども、状況をよくわかっていない私は、
「社長である私の許可なく勝手に労働組合をつくるとは、いったいどういうことだ!?」
「明日は必ず出社しろ!仕事を何だと思っているんだ!?」
「責任感ってもんはないのか!?」
「危機感ってもんはないのか!?」
「お客様は神様だから、ウチの会社はお客様第一主義だから、顧客第一主義だからって、あんなに何度も何度も言っていたのにどーゆーことなんだ!?」
「お客様に迷惑をかけるようなことは、絶対にするな!」
と、従業員の留守電に何度も何度も叫び続けていました。
しかしながら次の日になっても、その次の日になっても、従業員は出勤して来ませんでした。
お客様先での作業をできるような状態とは到底言えなくなり、お客様先を一軒一軒まわって土下座して謝りました。
本当の理由なんてとても言えないので、ウソをつかざるを得ませんでした。
長年築いてきたお客様との信頼関係も、一瞬で崩壊してしまいました。
「お客様の信頼を裏切るなんて!」と、社員に対する強い憤りを感じました。
そうやって奔走しているうちに、団体交渉の日を迎えました。
最初は団体交渉拒否しようと思ったんですが、従業員を何がなんでも説得して仕事させないと経営が成り立たないし、文句の一つでも言わなきゃ腹の虫がおさまらなかったので応じたんです。
話し合いの場で、ストライキの後どれだけ大変だったのか、お客様にどれだけご迷惑をかけたのかを従業員に伝えました。
そして、
「お客様は神様だから、ウチの会社はお客様第一主義だから、顧客第一主義だからって、あんなに何度も何度も繰り返し言っていたのに、いったいどーゆーことなんだ!?」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかは、ウチの会社の根幹になっている考え方だし、経営理念として掲げている以上、どんな時にも守るべきものだってどーしてわからないんだ!?」
「これ以上お客様の信頼を裏切るようなことはするな!」
「こんな無責任なことをしてはならない!」
と、怒りを抑えつつ従業員を説得しました。
従業員はみんな、しばらく黙って私の話を聞いていました。
少しは反省したのか?わかってくれたのか?と思いきや、従業員の一人がため息をついた後、静かにこう言いました。
「社長がおっしゃるお客様は神様って、どーゆー意味なんでしょう?」
「お客様第一主義や顧客第一主義って、どーゆーことなんでしょう?」
「社長がおっしゃるお客様は神様と、利益至上主義とは何がどう違うんでしょう?」
「社長がおっしゃるお客様第一主義や顧客第一主義って、売上至上主義とは何がどう違うんでしょう?」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの本当の意味を理解した上で、社長は言っているんでしょーか?」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの本当の意味を理解した上で、経営理念や経営方針に使っているんでしょーか?」
「どーして社長には、私たち従業員の気持ちが伝わらないんでしょうか?」
「社長にとって、私たち従業員はいったい何なんでしょうか?」
「組織って何なんでしょうか?」
「会社って何なんでしょうか?」
「社長に何かを期待するだけムダだとよくわかりました」
「価値観があまりにも違い過ぎるようですね」
「私たちの要求は、この紙をご覧ください」
「これらの要求が満たされなければ、私たちは全員、会社を辞めます」
「危機感があるからこそ、私たちは会社を辞めるんです」
「私たちは本気です」
それを聞いて私は激怒し、渡された紙を見ることなく、従業員にこう言い返しました。
「雇われて給料もらってる従業員のくせに、社長に対して要求を突きつけるとはどういうことだ!?」
「会社経営がどんなに大変なことなのか、オレがどんなに苦労しているのか、お前たちにはどうしてわからないんだ!?」
「いったい何を考えているんだ?」
「責任感ってもんはないのか!?」
「どこの会社で働いても、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかを要求されるんだぞ!」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかが理解できない従業員なんか、どこの会社も雇ってくれないぞ!」
こんな風に脅しをかけておけば頭を下げて泣きついて来るだろうと思っていたんですけど、しかし従業員は全く動じることなく
「そのセリフ、そっくりそのままお返しいたします」
「その答えは、ご自身でお考えください」
「回答は今すぐでなくて結構です」
「熟考の上、明記した期日までに書面にてご返答ください」
とだけ冷たく言い残し、去って行きました。
その従業員の態度を見て、私がますます憤慨したのは言うまでもありません。
経営者の視点と従業員の視点は違うって聞くけど、ここまで違うものなのか・・・!?
何をどう言ったら理解してくれるんだ・・・!?
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかなんて、当たり前の考え方だし極々普通の考え方だし常識なのに、ビジネスの基本中の基本の考え方のはずなのに!!
何度も何度も耳にタコができるぐらい繰り返し繰り返し言ってたのに、それでも理解できないなんてどうかしている!!
そんな風に、憤慨しまくっていましたよ。
お客様の信頼を裏切った従業員が社長に対して一方的な要求を突きつけることに、どうしても納得が行かなかった私は、期日を待つことなく後日こう返答しました。
「要求は一切のまない」
「会社を辞めたい者は、辞めてもらって結構」
「自分たちが行ったことを深く反省し、二度とこのようなことを行わないと誓うのであれば、今なら不問に処す」
これなら、従業員が後悔して戻って来ると思ったんです。
しかし、その希望は見事に打ち砕かれました。
そうです、本当に全員辞めてしまったんです。
作業を行える人員がいなければ、仕事には全くなりません。
私一人でこなせる量には、限界というものがあります。
それに既存顧客を失ってしまったため、新規顧客開拓のためにも営業を行う必要もあります。
現場での作業を行う人員もいなければ、営業を行う人員もいないという人手不足の境地にありました。
慌てて求人をかけたものの、即戦力となる人材はそう簡単に見つかりません。
かと言って、いちから教えて育てようにも、ちょっとやそっとで身につく技術ではありません。
何のために人材採用をしていたのか、自社の本当の強みが何だったのか、お客様がどーしてウチの会社に依頼してくださっていたのか、イヤという程思い知らされました。
従業員たちは、そのことをよぉーくわかっていたんです。
わかっているつもりでわかっていなかったのは、私だけだったんです。
風の便りで、あの時の従業員があれから会社を興したと聞きました。
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかが理解できない従業員なんか、どこの会社も雇ってくれないぞ!」って、あの時の私は言って脅していましたが、どーりで動じなかったはずですよね。
だって、どこにも雇ってもらうつもりがなかったんですから。
自分たちで会社をつくろうとしていたんですから。
その一方で、ほどなくしてウチの会社は倒産に追い込まれました。
今は業界からも離れ、知人のツテのお陰で、いち従業員として働かせてもらっています。
そりゃー、ものすごーく惨めな気持ちになりましたよ・・・
情けないし悔しいし、辞めて行った従業員をのことを恨みましたよ・・・
だけど、従業員として働いているうちに、非常に大切なことをすっかり忘れていた自分自身に気づくことができたように思うんです。
すっかり忘れ去っていた従業員の視点を取り戻せたからでしょーかね。
従業員たちがあの時、本当は何を伝えようとしてくれていたのか、いち従業員の立場で何年間か働いていると少しずつわかってきた気がします。
どうしてもっと早くに気づかなかったのか、気づこうとしなかったのかと、悔やんでも悔やみきれません。
従業員たちにどんなに謝っても、決して許してもらえないことでしょう。
会社経営をしているつもりが、全く経営をしていなかった自分にも気づき、取り返しのつかないことをしたと深く反省しています。
すべて自業自得です。
本当に申し訳ないことをしてしまいました。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言いながら、絶対にやってはいけないことを自らやってしまったんですよね。
会社を倒産させてしまうなんて、お客様からの信頼を最も裏切る行為だと思います。
しかもその倒産は、従業員に愛想をつかされてしまった結果なんですから。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの意味についても考えさせられましたよ。
モチロン今でも、お客様は神様であり、お客様第一や顧客第一って大事だと思っています。
その気持ちに今も変わりはありません。
だけど当時の私は、肝心なことが欠けてしまっていたんですよね。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかにこだわるあまり、大切なことが完全に抜け落ちてしまっていたんでしょーね。
自分では気づいていなかったしそんなつもりもなかったけど、こんな経営のやり方をしていたんでは利益至上主義や売上至上主義などと従業員から言われても仕方がないように今は思います。
そう思うと、大失敗をして良かったってことなんでしょーかね?
失敗をしていなければ、気づくこともなかったのかもしれませんし。
お客様は神様、お客様第一、顧客第一の言葉を経営理念や経営方針に使う意味などに関して、経営者の立場を経験したことがあるDさんの声
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言葉を、経営理念や経営方針に使っている会社って結構ありますよね。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの本当の意味がわかっていて経営理念や経営方針に使っている会社もあるんだろーけど、他社が使っているからとか顧客にアピールできるからとかって深く考えずに、とりあえず使っているだけって会社もありますよね。
どーしてこーゆーことを言うのかってゆーと、従業員として勤めていた会社の経営理念や経営方針がまさにこんな感じだったからなんですけど。
これのどこがお客様は神様!?
これのどこがお客様第一!?
これのどこが顧客第一!?
利益至上主義や売上至上主義の間違いじゃねーの!?
客を客とも思わない金儲け第一主義の間違いじゃねーの!?
こんな風に疑問をよく感じていましたよ。
そんな会社に嫌気がさして辞めちゃったんです。
で、前々からやりたかったことがあったので、これもいい機会だと思い、思い切って起業したんです。
同じやるのなら、本当の意味でのお客様は神様を目指した経営をやりたい。
本当の意味でのお客様第一や顧客第一を目指す会社にしたい。
そう思っていました。
だけど、ここではたっと気がついたんです。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって、どーゆー意味なんだろーか?
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの本当の意味って、いったい何なんだろーか?
って。
それに、経営理念でお客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を使って果たしていいものなんだろーか?って、ものすごーく迷ったんです。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって、経営理念に掲げていいものなんだろーか?
もしも経営理念に盛り込むのであれば、どんな言葉をどんな風に盛り込めばいいんだろーか?
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって、どーゆー意味なんですか?って、もしも取引先や従業員に質問されたら、どう答えればいいんだろーか?
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかなどの言葉を、どーして経営理念や経営方針に使っているのか質問されたら、どう答えればいいんだろーか?
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかなどの言葉を、経営理念に使う意味って何なんだろーか?
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかなどの言葉を使うことによって、取引先や従業員にどんなメッセージが伝わるんだろーか?
どんな経営をしたら、お客様にお客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの意味が伝わるんだろーか?
どんな会社だったら、お客様にお客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって思ってもらえるんだろーか?
お客様にお客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかを大切にしている会社って思ってもらえる経営が、こんな自分にできるものなんだろーか?
自分が従業員として働いていた頃のように、これのどこがお客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって思われてしまわないだろーか?
って、散々悩んで迷っていました。
従業員だった頃に勤めていた会社の状況をよぉーく知っていたからこそね。
従業員の立場だったからなのか、経営者の視点がなかったからなのか、当時は散々文句を言っていたし批判もいっぱいしていたけど、いざ自分自身がやるとなると、めっちゃ大変なことだよなーってようやくわかったんです。
私にとって経営理念とゆーのは、取引先との約束であり従業員との約束であり、どんなに苦しくて大変な時であっても絶対に守りたい約束ってイメージがあったからってのもありますが。
経営理念を掲げることには、メリットだけではなくデメリットもあるものですよね。
お客様にお客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって経営理念に掲げたからには、何がなんでも約束を守らなきゃいけないし。
それだけの覚悟が自分にあるんだろーか?って、ものすごーく迷っていたんです。
そんな時に、たまたま行った海外のある国で、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかについて大きな気づきが2つあったんです。
1つ目は、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって、やっぱり大切だよなーって改めて実感した出来事でしょーか。
その一方で、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって、大切なことは大切なんだけど、でもなーって感じもありましたね。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって、基本的には日本でしか通用しない考え方で、海外では期待できないし期待する方が間違っているって聞くけど、まさにその通りだったんです。
客を客とも思っていない場面に多く遭遇しちゃったし。
お客様ってだけでチヤホヤされることは、まず有り得ないって感じだったし。
もう少し、お客様を大事にしたらどーよ?
お客様は神様とまでは行かないにしても、さすがにこれはヒドイんじゃね?
さも売ってやっているってその態度はさすがにどーよ?
イヤなら買うなってその態度はさすがにどーよ?
って、腹立たしい気持ちになることもよくありました。
ってか、日常茶飯事だったので、いちいち腹を立てていたらキリがないって諦めちゃいましたけどね。
だけどその一方で、日本では当たり前になっちゃっているお客様は神様って考え方にすっかり染まってしまっている自分にも気づいたんです。
その国ではストライキが頻繁にあるみたいなんですけど、たまたま遭遇しちゃって、最初のうちは激怒していたんです。
客に不便をかけるだけだし、めっちゃ迷惑以外のナニモノでもないのに、顧客離れにつながるかもしれないのに、何でこんなことをするんだ!?って、怒り狂っていました。
だけど、その国の人たちはそれほど腹を立てていないみたいなんですよね。
ストライキに対してかなり寛容な方で、ストライキをやる人たちのことに腹を立てるどころか応援している人もいたのでビックリしましたよ。
不思議だなーって思って質問してみたんですけど、その答えを聞いて気づかされたんです。
それまで意識したことがなかったけど、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって考え方が、消費者としての自分の中でいつの間にか当たり前になっちゃっていたんだなーって。
お客様は神様って思ってもらえる国は、買い手側としては幸せなことだと思います。
でも、ちょっとばかり自己嫌悪に陥っちゃいましたね。
買い手側がお客様は神様って考え方を振り回して、売り手側にエラソーな態度をしたり無茶苦茶な要求をしたりすることに元々嫌悪していたんだけど、そんな自分もお客様は神様って考え方にすっかり染まっちゃっていたんだなーって。
本来であれば、どちらが上とか下とかってわけではないはず。
買い手は自分が必要だからお金を払って、その製品やサービスを買っているはず。
製品やサービスを提供する側は、その製品やサービスを必要としてくれている人がいるからこそビジネスが成り立つんだろーし、お客様からいただいたお金で取引先や従業員に支払いができて会社が存続できるんだろーし。
結局、製品やサービスを購入する側も製品やサービスを提供する側もどちらもお互いに必要とし合っているんですよね。
そう考えると、どちらが上とか下とかってわけではなくて、もっと対等な関係であってもいいようにも思えて来たんですよ。
2つ目は、自分が目指したいお客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって、もしかしたらこーゆーことなのかも!?って、考えるきっかけになった出来事に遭遇したことでした。
ある物を探してある小さなお店に入った時のことだったんですけど、店内をウロチョロして探していたら店員さんに声をかけられたんですよ。
で、その国の言葉でその物が何て言うか知らなかったので、しどろもどろになりながら必死に説明したところ、店員から一言「ありません」って言われちゃったんです。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかについてもはや期待はしていなかったんだけど、それでもつっけんどんで愛想もヘッタクレもない答えだよなー、どーしても必要なんだけどどーしたらいいものやら・・・って困っていたところ、店員さんが続けてこう言ったんです。
「それはこの国の言葉でこう言います」
「この店では扱っていませんけど、もしかしたらあの店にはあるかもしれません」
って。
じゃあ行ってみますって答えたら、簡単な地図まで書いてくれてめちゃくちゃ親切にその店までの行き方も教えてくれたんですよ。
「お探しの物が見つかるといいですね」とも言ってくれましたし。
店員さんのこの対応に、ものすごーくカルチャーショックを受けました。
モチロン、良い意味で。
一人の客として、感動しちゃったぐらいですから。
思わず後日、「あの時に教えてもらったあのお店に探していた物がありました!!本当にありがとうございます!!」って、お礼を言いにそのお店にもう一度行ったぐらいですから。
他に欲しい物が丁度あったので、お礼も兼ねてそのお店で思わず買っちゃいましたし。
あの時は店員さんだと思っていたけど、実はその人はそのお店の経営者だと知ってさらにビックリ。
この国に来たらまた必ず来ますって言っちゃったぐらいファンになっちゃいましたし、同じ経営者として尊敬しちゃいましたよ。
日本だったら、その物の代わりになるものをオススメするのが一般的ですよね。
全く同じ物でなくても、それに近い物をオススメするものじゃないですか。
それが当たり前になっちゃっていますよね。
少なくとも売る側にとっては。
コレって一見親切なように見えるし、お客様のことを一番に考えているよう見えるかもしれないけど、だけどよくよく考えてみると、全く同じ物でなくてもそれに近い物ってありませんか?って買う側が質問した場合は別として、買う側が望んでもいないのに売る側がオススメするのはどーなんだろ~???お客様が望んでもいないのに下手したら無理やり売りつけていることになっちゃうんじゃーないだろーか?って疑問がわいて来たんですよ。
一方で、このお店の経営者の対応は、一見冷たくてつっけんどんで愛想もヘッタクレもないように見えるかもしれないけど、見方によっては、お客様のことを一番に考えて、お客様にとって一番良い選択肢を提示してくれているんじゃーないのかな~???
こーやって考えてみたら、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかには、いろんな考え方があるだろーし、あっていいんじゃーないかな~???
唯一絶対の答えなんて、もしかしたらないんじゃーないかな~???
こーゆーお客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかも、アリなんじゃーないかな~???
人によっては、アリだと感じる人もいるんじゃーないかな~???
こーゆーのがお客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって全く感じないお客様もいるだろーけど、客の立場で感動しちゃった自分みたいに、こーゆー対応がすごく嬉しいし親切に感じるしめっちゃ有り難いよなーって感じるお客様もいるだろーなー、きっと・・・
こんな風にふと感じたんです。
それまで散々迷っていたのが嘘のように、何かが吹っ切れたような気持ちにもなりましたね。
お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を経営理念に使うかどーかとか、どんな言葉をどう使うのがいいのかとかについてものすごーく悩んでいたけど、そんなことよりももっと大事なことに気づけたってゆーか。
これらの出来事を通じて、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかについて考えていたら、自分がどんな経営を目指したいのかとか、会社経営に必要なことは何なのかとか、会社の方向性をどうすればいいのかとか、どんな顧客とどんな風に取引したいのかとかがナントナーク見えて来たように思うんです。
何よりも大きな発見だったのは、自社にとって誰が顧客なのかとか、どんなお客様にどんな風に喜んで欲しいのかとかについてちゃんと考えることなく、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかについて闇雲に考えていたってことでしょーか。
逆に言うと、自社にとって誰が顧客なのかとかどんな顧客とどんな風に取引したいのかが決まれば、経営理念やビジョンとか自社の強みや弱みとか、どんな経営計画が必要になるのかとかも見えて来るように感じたんです。
人材採用に関しても、人材育成に関しても見えて来たように感じましたよ。
例えば、どんな従業員が必要なのとか、どんな組織が必要になるのかとかも。
そう思うと、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかについて自分なりに考えてみて、散々悩んだり迷ったりしたことっていい経験だったし、いい機会だったのかもしれませんね。
お客様は神様、お客様第一や顧客第一を経営理念に使う意味って?
(パート2)
うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???
「げげっ・・・!?お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を経営理念に使う意味について、ちゃんと考えたことがなかったかも・・・!? Σ( ̄ロ ̄lll) 」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかってどーゆー意味なんですか?どーして経営理念に掲げているんですか?具体的にはどーゆー行動がお客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかなんですか?とかの質問を従業員からされたら答えられないかも・・・!? (@ ̄□ ̄@;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって、口で言うのは簡単でも、実際にやるとなるとめっちゃムズいよなー・・・ (・_・;) 」
「いくら売上が上がったとしても、採算度を度外視して赤字になっちゃって会社が倒産しちゃったら本末転倒だし・・・ (´ε`;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「度が過ぎるお客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかを要求したら、従業員としてはたまったものじゃーないだろーし・・・ ヽ(;▽;)ノ 」
「カスタマーハラスメントを生み出す原因にもなりかねないだろーし、それで優秀な人材が会社を辞めてしまったら事業存続の危機に陥っちゃうだろーし・・・ (|||▽ ) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を経営理念や経営方針で使っちゃったがために、お客様は神様なんでしょ!!お客様第一なんでしょ!!とか何とか言われて、下請けいじめなんかされたらめっちゃ困っちゃうもんなー・・・ o( ̄_ ̄|||)o 」
「そう考えると、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言葉を経営理念に盛り込むのはリスクもあるよなー・・・ σ( ̄∇ ̄;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「そうは言っても、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの考え方ってやっぱ大事だしなー・・・ (o´д`o)=3 」
「そう思うと、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を経営理念に使った方がいいんだろーか?掲げない方がいいんだろーか? ( ̄∧ ̄ ) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「どんな経営理念にしたらいいのかめっちゃ迷っちゃうよなー・・・ (´Д`lll)」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を経営理念に盛り込もうと思っていたけど、こーゆー話を知っちゃうと迷っちゃうよなー・・・ (;´д`) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「うーん・・・、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を、経営理念や経営方針に使おうが使うまいが、どっちでもいいような気がしなくもないんだけど・・・!? ( ゜д゜) 」
「どんな経営理念や経営方針を掲げようと、経営理念や経営方針を考えることはスタートなのであってゴールではないだろーし・・・ ( ̄・・ ̄)」
という方も、いらっしゃれば・・・
「経営理念を考えてそれで終わりってわけじゃーないだろーし、どんな経営理念であっても、従業員に経営理念が浸透しなければ掲げる意味がないだろーし・・・ (´・ω・`) 」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかっていくら言っていても、コンセンサスが得られなければ意味がなくなっちゃうだろーし・・・ (ーー;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「そっ・・・、そーいやー、自社にとっての顧客って誰なんだろ~??? ( ̄○ ̄;) 」
「自社にとっての顧客が誰なのかをちゃんと考えずに、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかって言っていたかも・・・!? \( ̄▽ ̄;)/ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「どんな顧客と取引したいんだろ~???どんなお客様に買って欲しいんだろ~??? ( ・_・) 」
「どんなお客様にどんな風に喜んでもらいたいんだろ~??? (。´・ω・) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「考えてみたら、買って欲しくないし客にもなって欲しくもない人や会社から、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかを要求されたらめっちゃムカつくよなー・・・ (´ヘ`;) 」
「逆に言うと、是非買って欲しいし喜んで欲しいと思っている人や会社だったら、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかが当たり前って思えるよなー・・・ (っ´ω`с) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「そもそも、何のために経営理念や経営方針を掲げるんだろ~??? (ーー゛) 」
「誰のために経営理念や経営方針を掲げるんだろ~??? (´._.`) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「経営理念や経営方針との一貫性や整合性ってそーゆーコトだったのか!?こーやって考えてみたら、経営理念や経営方針との一貫性って意外と大事なのかも・・・!? w( ̄△ ̄;)w 」
「経営理念をどーするかとか、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかの言葉を盛り込むか盛り込まないかばっか考えていて、肝心要のことを考えていなかったかも・・・!?手段の目的化に陥っちゃっていたのかも・・・!? (; ̄Д ̄) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ってコトはだよ・・・、アレをあーして、コレをこーして・・・ ((φ( ̄Д ̄ ) 」
「ウチの会社が目指したいことってこーゆーコトだったのかも~ d(⌒ー⌒) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「深く考えることなく、お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかってとりあえず経営理念や経営方針に使っているだけの会社って意外といっぱいあるのかも・・・!? ((((゚ □ ゚ ) ゚ □ ゚)))) 」
「単なるスローガンとかキャッチコピーと化している会社って、意外とあったりなんかするのかも・・・!? (;・∀・)」
という方も、いらっしゃれば・・・
「あるよねー、あるよねー!!お客様は神様とかお客様第一主義とか顧客第一主義とかの言葉を経営理念や経営方針に使っているけど、実際は利益至上主義や売上至上主義の会社ってあるよねー!! ヽ(`⌒´メ)ノ 」
「お客様は神様とかお客様第一主義とか顧客第一主義とかって口では言っているものの、経営理念と実際が乖離しまくっている会社ってあるよね・・・、お客様は神様とかお客様第一主義とか顧客第一主義とかって言いながら、コンプライアンス違反なんかをやらかしちゃっている会社もあるもんな・・・ (;゚;Д;゚;;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ウチの会社もこんな感じなんだよなー・・・、騙されちゃった気分なんだよなー・・・、結局のところ人材採用のための経営理念でしかなかったのかも・・・!? ((((_ _|||)))) 」
「ノルマもめっちゃキツイしさー、必死こいてノルマを達成しても人事評価が上がらないしさー、給料も上がらないしさー、やる気が失せる一方だしさー、こんな会社なんてさっさと辞めた方がやっぱいいのかな~??? p(´⌒`q) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかを従業員に要求する会社って、やっぱブラック企業じゃんか・・・ (((( ;゜д゜)))) 」
「お客様は神様とかお客様第一とか顧客第一とかを要求されなくて、ノルマもなくて給料も休みもいっぱいもらえて人間関係も良くて上司にも部下にも恵まれていて、残業も全然なくて仕事もラクチンで通勤もラクで、どんなコトがあっても絶対にクビにならなくて、優秀や有能じゃなくても正社員で一生雇ってくれるいい会社ってどこかにないかな~??? (;´Д`)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「わかったよーなわからんよーな・・・ ( ̄д ̄;) 」
「頭がウニ状態じゃー!よくわからーん! \(  ̄曲 ̄)/ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ってゆーかさー、お客様は神様の本当の意味って何なのさ??? (*`θ´*) 」
「お客様第一や顧客第一の意味って何なのさ??? (# ̄3 ̄)」
という方も、いらっしゃれば・・・
「お客様は神様とかお客様第一主義とか顧客第一主義とかと、利益至上主義や売上至上主義との違いって何なのさ??? ( ̄ヘ ̄)凸 」
「お客様は神様とかお客様第一主義とか顧客第一主義とかの言葉って、経営理念や経営方針に使った方がいいの???それとも使わない方が無難なの???どっちなのさ???何を基準にどう判断すればいいのさ??? (▼皿▼#) 」
という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?
で、上記を踏まえた上で・・・
例えばこんなのからも、お客様は神様、お客様第一、顧客第一の言葉を経営理念や経営方針に使う意味などに考えてみるのはどーでしょう?
( っ・ω・)っ
「お客さまは神様」は、売る側・買う側の立場で考えてもおかしい
■ 「やっぱり変だよ日本の営業」
おそらく「お客さまは神様です」という言葉は誰もが耳にしたことがあるはずです。
しかし、この言葉は、売る側の立場に立って考えても、買う側の立場に立って考えてもおかしいのです。
売る側が顧客を本当に神様だと思うのであれば、まずノルマの制度を廃止すべきです。
神様の意思を無視して、信者が勝手に数字を決めて神様にモノを売りつけることは、神への冒涜そのものです。
顧客を本当に神様だと思うなら、顧客への提案はできなくなります。
しかしながら、世の中はさかんに提案型営業の重要性を謳っているではありませんか。
どうして、そのような矛盾がまかり通るのでしょうか。
現実には顧客が間違った認識や情報を持つケースも多々あります。
それを正してあげて顧客の真の利益を考えさせるのも、営業マンの使命です。
でも、もしも顧客が神様だとしたら、そのような心構えを持てるわけありません。
我々がモノを買うとき、神様の気分を味わいたいでしょうか。
実際に我々が神様ではない以上、わからないこともたくさんあります。
だから、聞きたいことをきちんと教えてくれれば、あとはかまわないで欲しいというのが本音です。
もちろん、ほどよい気遣いはうれしいのですが、過剰な勧誘や押し売りは迷惑になるだけです。
せっかくの休日に、チャイムと電話を無断で鳴らして邪魔をするなど言語道断です。
一度いらないと言ったらその情報を記録に残し、他の営業マンが二重に迷惑をかけないようにして欲しいですし、わざわざ大事な時間を取らせないで欲しいです。
結局のところ、誰も顧客のことを神様だと思っていないのです。
本当は「とにかく顧客を持ち上げて気分をよくさせて、買ってもらえればそれでよいのだ」という一方的な思いを象徴する言葉にすきないのです。
会社が営業マンの良心に反しても商売させようとするなら、そんな会社は辞めて、自分が納得できる商品を作り出している企業に転職すればいいのです。
皆がそうすれば、顧客との関係を本当に大事にしている会社だけが残り、社会はもっと快適になるでしょう。
「お客様第一」がスローガンの会社は、なぜ「お客様第一」でないのか
■ 「お客様第一」がスローガンの会社は、なぜ「お客様第一」でないのか
企業の経営理念やスローガンを調べてみると、「お客様第一」をよく目にする。
そもそも「お客様第一」という考え方は、高度成長時代に「作りたい商品を作って販売すれば勝手に売れる」という売り手第一主義の反動から生まれたものだ。
企業が売りたいモノを作って売るのではなく、お客さんの要望を聞いてそれに合わせた商品を作っていく、という考え方だ。
今の日本で「お客様第一」は、「とにかくお客さんの言うことは何でも聞きます」という意味になってしまっている。
そんなことは現実的に不可能だ。
自社がピンチの時に、本当にお客さんのことを第一に考えられるだろうか?
基本、人間は何よりもまず自分のことを一番優先して考えるものだ。
そんな時、経営陣から「お客様第一」ではない指令を受けた従業員は、経営理念は絵空事だと感じるだろう。
その感情はお客さんにも必ず伝っていく。
まさに負の連鎖になっていくのだ。
お客様は神様ですは、なんでも言うことを聞くのが当然?
■ 日本の「おもてなし」への疑問
「お客様は神様です」と教育されている店員さんのほとんどは「なんでも言うことを聞くのが当然」と思っているのではないでしょうか?
その姿勢が日本特有の「おもてなし」という精神を作ったのかもしれません。
しかし「本当にそれでいいのか?」と疑問に思うことが、世界をまわって帰国してから多くなったのです。
オーストラリアで働いていたとき、お客さんに笑顔で「Thank you」と言われることが多くありました。
日本ではその言葉は従業員からお客さんへの一方通行で使われる印象しかなかったので、最初に言われたときは、違和感がありました。
その疑問の根源を突き詰めていくと、「Thank you」と言う背景には「対等な立場にいる」という認識があるからではないかという結論になり、自分の中ですごく納得ができました。
お互いが尊重して、人生を過ごすという意識はとても重要なことであって、人に対するリスペクトは忘れてはいけないものだと思います。
認識の違いによって、日本人である僕らが世界の国々に行ったときにやりがちなミスがあるのではないでしょうか?
それは「リスペクト」を忘れてしまい、まるで自分の立場が上であるかのように振る舞うことです。
笑顔で「ありがとう」と言うことによって生まれるコミュニケーションが、互いをhappyにしていくのだと、そんな風に感じるのです。
それはきっと、国境や人種、年齢は関係なく共通することだと思います。
日本の常識は通用しない、お客様は神様ではない
■ 「お客様は神様」がドイツ人にはありえない理由
ドイツへ転勤してきた日本人の多くは、小売店や飲食店の顧客サービスの悪さにショックを受ける。
日本に比べるとドイツはサービス砂漠である。
おもてなしという観念はほぼゼロの国だ。
日本では「お客様」としてまるで真綿にくるまれるように店員から優しく接してもらえるが、ドイツでは「客扱い」されないことがしばしばある。
最も目につくのは、商店やレストランでの店員の態度の悪さだ。
大半の日本人は、度肝を抜かれるだろう。
ドイツでは、客が店員から待ちぼうけを食わされるのは日常茶飯事だ。
手を挙げて店員の注意をひかなくては、いつまでも注文を取ってもらえない。
客が自分でメニューを取りに行くことも珍しくない。
しかもドイツでは、サービスはタダではなく有料である。
店員やタクシー運転手、理髪店、ホテルの部屋の掃除人、購入した家具を自宅まで運んでくれた運送業者などにはチップを払わなくてはならない。
ドイツの商店では、それぞれの店員の仕事が厳密に決まっており、与えられた仕事以外はやらない。
日本の常識は、ドイツでは通用しない。
この国の店や企業では、職務分掌が厳しく決められており、いくら忙しいときでも、ほかの人の仕事を取ることは許されない。
たとえ客から頼まれても、順番を待つ客が長蛇の列を作っていても、店の内部の決まりを破ってはならない。
つまり日本に比べると融通が利かず、柔軟性に欠けるのだ。
お客様は神様ではない。
ドイツには「閉店法」という法律があり、店を開ける時間が規制されている。
この法律によると日曜日と祝日の店の営業は原則として禁止されている。
午後8時から翌朝6時までは店を開いてはならない。
例外はガソリンスタンド、薬局、空港、大きな駅の売店などだ。
ドイツには24時間営業のコンビニエンスストアや、夜中まで開いているスーパーマーケットはない。
2003年の法改正によって、ようやく平日、土曜日ともに閉店時間が20時まで延長されたので、市民はそれまでのように時間に追われて買い物をする必要はなくなった。
会社で18時まで仕事をしても、買い物ができるようになった。
それでも、コンビニエンスストアに慣れた日本人は、ドイツの営業時間規制を窮屈に感じることだろう。
売上至上主義は、日本のビジネス界にまん延する病
■ 日本企業の「哀れな売上至上主義」をなぜ誰も止めない
たくさん仕事を引き受けることや、たくさん売ることは、一見、利益を増やすことに結びつくように見えます。
しかし、イコールではありません。
「売上さえ増やせば自然と経営は上向く」そんな風に考えている人がたくさんいるのです。
こういった考えは、一般的に「売上至上主義」と呼ばれています。
「とにかく売上を増やせ」と口癖のようにハッパをかける社長がその典型といえるでしょう。
知る限り、そのやり方で経営状態が良くなった会社はありません。
むしろ、日常的に「とにかく売上を増やせ」と言われることによって、営業社員も生産現場の社員も疲弊し、結果、安売りによる薄利が続き、経営状態がさらに悪くなります。
もはやこの売上至上主義というものは日本のビジネス界にまん延する病といってもいいかもしれません。
冷静に考えれば、売上至上主義が歪んだ経営方針であることが分かるはずです。
なぜなら、企業が生き延びていくために必要なのは利益であって、売上ではないからです。
社員としては、仕事そのものは増えていますが、会社としては利益が出ていないので、どれだけ頑張っても給料は増えず、自然とやる気も低下します。
社長としても、利益が出なければ社員の給料だけでなく、自分が受け取る役員報酬を増やすこともできません。
それどころか、運転資金のために借金を続けなければならず、そのせいで精神的な負担もかなり大きくなります。
創業社長もその職を引き継いだ人も、利益がなければ経営が苦しくなることは認識しているはずです。
ならば、経営は利益があってこそ成り立ち、利益を得ることが経営の主たる目的であることも分かるはずです。
しかし、なぜか利益ではなく売上の数字を目標にします。
利益ではなく売上に目を向けた経営をします。
そもそも経営に対する根本的な視点がズレてしまっているため、自分で自分の首を絞めることになるのです。
お客様は神様、お客様第一や顧客第一を経営理念に使う意味って?
(パート3)
んでもって・・・
例えばこんなのからも、お客様は神様、お客様第一、顧客第一の言葉を経営理念や経営方針に使う意味などに考えてみるのはどーでしょう?
(。・ω・。)ノ
お客様は神様とは?
○ ニコニコ大百科
お客様は神様ですとは、三波春夫氏の遺した名言。
実に日本的発想であるが、これは接客の際の心得や普遍原理などではないことに注意しよう。
実際に三波春夫は「演者と聴衆」との関係においてのみ、この言葉を用いたのである。
本来この言葉は、買い物客や食事客を対象にしたものではないので、客の側から使うのは誤用といって差し支えが無く、客側が言ってはいけない言葉なのである。
お客様第一主義とは?(顧客第一主義とは?)
○ Weblio辞書
商売において顧客満足を利益・採算などよりも重視するあり方。
あるいは、客を大事にしているという立場のアピール。
売上至上主義とは?
○ 言葉の手帳
「売上至上主義」とは「企業や経営において何よりも売上を最優先とする考え方」です。
「売上至上主義」の意味は以下の通りとなります。
- 売上を上げる事が絶対とする考えや方針で、企業や経営などで利益追求を最優先にする事。
- 売上金や利益を1円でも追求して儲けを最優先とした企業や経営のやり方で、また皮肉めいた表現としても使われる。
- 顧客対応や社会貢献よりも、売上を上げる方の優先順位が高くなる企業の方針。
- 「売り上げ至上主義」「売上第一主義」も同義。
「売上至上主義」は企業などが利益追求を最優先とする考え方で、他の何よりも1円でも多く売り上げるのが社員の有るべき姿としています。
従って従業員にはとても息苦しいですが、不況が長引く日本では「売上至上主義」に走る企業がとても多く問題となっています。
売上が落ち込めば最悪倒産するので、経営者が「売上至上主義」に走る気持ちも理解できます。
しかし、「売上至上主義」を追求したからと言って、経営が良くなるとは限りません。
それどころか従業員が退社をしたり、逆に売上が落ち込む可能性もあります。
適度なバランスを取ったり、従業員や社会の流れをきちんと掴む必要が経営者には求められるのです。
利益至上主義とは?
○ ウィキペディア
利益至上主義は、己の利益・収益を至上のものと定義付け、それを追求する主義・思想。
近年は、他の何よりも己の利益を優先し、周囲(市場や客、従業員への悪影響)を省みずモラルに反した行為や違法行為を行ってでも利益追求を優先するなど、度を逸脱した利益追求姿勢を批判する意味合いで、この言葉が用いられる。
資本主義経済の基本原理は、利益の追求にある。
利益を追求することは資本主義経済にとっては至極当然のことであり、資本主義を採用する国家においては利益の追求こそ経済活動上最も重要視すべきことと考えるのはごく自然なことなのである。
日本もこの資本主義の経済を採用しており、例外ではない。
しかし、「何にしても、まず利益追求ありき」では、社会や国民に対し不当に損害を与えるような不適切な利益追求行為を誘発しやすく、また健全かつ公正な経済競争を破綻させることになりかねない。
これは特に営利目的の企業において懸念されるものである。
営利企業は営利を目的(つまり利益追求が目的)として設立された経済上の主体だからである。
こと株式会社の場合においては株主の利益を確保しなくてはならず、より一層の利益追求が求められる。
いくら利益の追求が至上のものといえども、社会や国民に対して不当な損害を与えることに繋がるような不適切な利益追求行為がまかり通ることはあってはならない。
時に不適切な利益確保はその挙句の果てに、時に重大なコンプライアンス違反の不祥事として噴出して、企業自身や経営者の出処進退を窮させるものとなる。
利益追求が至上がゆえに、経営側が社員(労働者)に過重な労働を強いたり、達成不可能に近いノルマを押し付けることも誘発しやすくなる。
お客様は神様、お客様第一や顧客第一を経営理念に使う意味って?
(パート4)
うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???
「そっ・・・、そーだったのかー! ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!! 」
「だからかー!!だからだったのかー!! ヾ(.;.;゜Д゜)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「げげっ・・・!!お客様は神様って本当はそーゆー意味だったのかー!! \( ̄▽ ̄;)/ 」
「お客様第一や顧客第一って、本当はそーゆー意味だったんだね・・・ (;゜Д゜) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「お客様は神様にしても、お客様第一や顧客第一にしても、この手の言葉を経営理念や経営方針で使うんだったら、まずは本当の意味をちゃんと調べてから使わないと、あっちゃこっちゃからツッコミを受けちゃってヤバイってコトなのかも・・・!? Σ( ̄ロ ̄lll) 」
「だよなー、本来の意味を理解した上で、自分なりの考えを取引先や従業員にしっかり説明できて、ちゃんと伝えられるようにならないと、何のために経営理念や経営方針を掲げているのかわからなくなっちゃうもんなー・・・ (ーー;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「売上至上主義や利益至上主義って、そーゆーコトだったのか・・・ (;゚;Д;゚;;) 」
「営利企業だから金儲けをするのが当然だし、売上や利益を上げてナンボって思っていたけど、手段が目的化しちゃうとマズイってコトなのかも・・・!? (|||▽ ) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ナルホド・・・、ちょっぴりわかった気がするかも・・・ ヽ(´ー`)ノ 」
「あ、なーんだー、そーだったんだ~ (〃▽〃) 」
という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?
他にも、例えば・・・
などなども含めると、いろんな意味で考えさせられちゃいません? (^^)
ふーむ・・・、こーやって考えてみると・・・
まだ見えていないだけで・・・
意外なところにヒントがいっぱい溢れている
おお~っ ━━━━ヽ(゜Д゜)ノ━━━━ 見っけ~♪
のかも~???
なーんて、感じません?
(〃▽〃)
どっ・・・、どうでしょう???
皆さまは、どう思われますか?
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