の続きです。(^^)
※上記の記事を読んでいらっしゃらなくても、この記事の意味はわかるかもしれませんが、後から考えると意味不明で頭がウニ状態になる可能性が高いと思いますので、先に読んでやっていただけると嬉しいです
(お願いお願い)
えーと・・・
「下請けからの脱却の前に準備しておいた方がいいことって何だろ~? (ーー;) 」
「何の計画もなくいきなり下請けから脱却するのは無謀だし危険過ぎると思うから、下請けからの脱却計画を立てた方がいいと思うんだけど、どんな計画を立てたらいいんだろ~?何年計画ぐらいで下請けからの脱却を目指したらいいんだろ~? ヽ(;▽;)ノ 」
「下請法違反に該当する下請けいじめは今のところまだないんだけど、経営環境の変化も激しいし会社の寿命もどんどん短くなって来ている時代だから、いざって時のことを今の間に考えておいた方がいいと思うんだよね・・・ (; ̄ェ ̄) 」
「下請けから脱却を目指した方がいいのか、それとも下請けを続けた方がいいのか、もしも下請けから脱却を目指すのであれば、どんな準備が必要なのか、どんな計画が必要なのかなど、会社の方向性も含めて考えておこーかなーって思っているんだけど・・・ ( ̄‥ ̄;) 」
「今までの値下げ要求に関しては、経営努力でまだナントカなったんだけど、ってゆーかやるっきゃなかったから必死にナントカしたんだけど、ウチの業界は多重下請け構造だし、コスト競争力の強化という名目でこの先さらに値下げの要求をされたら、利益がどーのって以前の状態でマジで損益分岐点を割り込んじゃうから、イチかバチか下請けからの脱却を目指そうかと考え始めたんだけど、どーしたらいいものやら・・・ (っ´;ω;’c) 」
「下請けから脱却するには、やっぱ新製品とか新規事業とかが必要なんだろーか?どんな新製品を開発すればいいんだろ~?どんな新規事業をやればいいんだろ~?何をやったら下請けから脱却できるんだろーか?とは言えども、中小零細企業だから資金繰りも厳しいし、年がら年中人手不足の状態だし、どーしたらいいものやら・・・(;・∀・)」
「下請けから脱却した方がいいんだろーか?それとも下請けを続けた方がいいんだろーか?どっちの方が儲かるんだろーか? (|||▽ ) 」
「下請けから脱却するか下請けを続けるかの判断基準って?どーゆー基準でどう判断したらいいんだろ~?やっぱ利益なのかな~? o゚p(∴´⌒`∴)q゚o。 」
などなど・・・
「下請けからの脱却(脱下請け)」、「組織人事戦略(戦略的な組織づくり)」、「人材育成戦略(戦略的な人材育成)」、「経営に役立つ情報活用(IT活用・ICT活用)」などなどのお手伝いを行なっているからなのか・・・
「爆発・炎上・崩壊組織」で消防のお手伝いを行なうこともあるからなのか・・・
このように、とってもとっても切実な声をお聞きすることもあるんですが・・・
(;´・ω・`)
コレって、もしかしたら・・・
などなどにも、ある意味関係するっちゃーする面もあるのかも~???
なーんて、感じるコトもあるので・・・
引き続き、一緒に考えてみません? (^^)
あ、モチロン、「自律的に」という意味で。
ちょっと興味あるかも~?
って言ってくださる方は、お付き合いいただけると嬉しいです。
(^^)/
下請けからの脱却の前に計画・準備しておきたい事って何だろう?(パート3)
んーと・・・
下請けからの脱却を目指した経験がある中小零細企業経営者の方の、例えばこんな声からも考えてみるのはどーでしょう?
(。・ω・。)ノ
下請けからの脱却を目指した経験があるC社の場合
ウチの場合、下請けだけでなく直請けも元々やっていました。
直請けの比率が以前よりは増えましたが、今でも下請けとしての仕事もやっています。
今までは特にコレといった疑問を持つこともなく、直請け案件だろうと下請け案件だろうと関係なく、利益が出るなのらどんな仕事でも何でもいいって思ってたんですけどね・・・
だから特に何も考えることなく、何でもかんでも請けた案件からどんどん仕上げていくって感じでした。
でも・・・、ある出来事をきっかけに、考え方がガラリと変わったように思います。
実は、ずっとマジメに一生懸命がんばってくれていた優秀な従業員ばかり立て続けに辞めて行ったことがありまして・・・
辞めずにがんばってくれている従業員の顔を見ていても、明らかにモチベーションが下がっているようで・・・
ウチの場合、熟練と言われるレベルに達するまでにはどうしても時間がかかる仕事ということもあって、熟練技術を持つ優秀な従業員に辞められてしまうと本当に困るんです・・・
このまま行くと、近いうちにまた誰か辞めてしまうのではないかと危機感を抱きました。
どうして、優秀な従業員ばかり会社を辞めて行くんだろうか?
どうして、従業員のモチベーションが低下しているんだろうか?
ウチは中小零細企業だし、きっと給与面に不満があるんだろうと思ったので改善を行いました。
しかし、残念ながらほとんど効果がなかったんです。
もしかしたら、労働環境が良くないんだろうか?
もしかしたら、職場の人間関係が良くないんだろうか?
同じ働くのであれば、従業員には気持ちよく働いてもらいたいので、思いつくままにいろいろと改善を試みました。
しかし、何をやっても残念ながら効果がほとんど見られませんでした。
もしかしたら、社長の私に対して大きな不満があるんじゃないだろうか?
社長に言ったって無駄だろうって呆れられてたり、社長に本音なんて話せないしクビにされたら困るから黙って我慢していようとかって、思っているんじゃないだろうか?
もしそうだったらと思うと、従業員にそんな思いをさせていたらと考えると本当に怖くなりました。
そんな時にまた、優秀な若手社員が会社を辞めたいと言って来ました。
泣きそうになったので、
「私に対する不満があるのなら、遠慮なく言って欲しい」
「人間関係に問題があるのか?それとも待遇面なのか?私にできることなら何でもするから・・・」
「どうしてもイヤなら、辞めてくれても構わない」
「でも、私は会社を良くしたいんだ!みんなに気持ちよく働き続けてもらいたいんだ!」
「だから、どうしても辞めるというのであれば、その前にどんなことでもいいのでお願いだから教えてくれないだろうか・・・」
と、すがるような気持ちでその若手社員に直接頼み込みました。
すると、意外な答えが返ってしました。
「うーん・・・、少なくとも私にとっては社長がイヤとか上司が嫌いとか、人間関係がどうもとか、待遇面がどうのとかそういうのではないんです・・・」
「そりゃー、全く不満がないと言ったらウソになりますが、これと言った大きな不満があるわけでもないんです・・・」
「うまく言えないんですけど・・・、自分でも理由がわかりそうでわからないんです」
「仕事そのものがイヤとか苦痛とかというのでもなく、どちらかと言うとむしろ好きな方です」
「この仕事に向いているか向いていないかと言われたら、他の仕事に比べたら向いている方だと思います」
「でも・・・、勤務年数が長くなればなるほど、やる気がどんどん失われて来たんです・・・」
「ナゼなのかはよくわからないんですけど、社会の役に立っているって悦びというか、新しいことに挑戦したくなる気持ちというか、達成感や充実感というか・・・、このまま働き続けていてもそういうのが実感できないように感じたんです・・・」
「今のこのご時世、仕事があるだけ有り難いとは思うし、安定収入にもなるんですけどね・・・」
「でも、こんなモヤモヤした気持ちのまま仕事を続けていても、いいものづくりができるとはどうしても思えなかったので・・・」
「だから、これはきっと私自身の問題です、私が悪いんです・・・」
「今まで散々お世話になって育ててもらったのに、恩知らずで勝手なことばかり言って、わがままで本当にすみません」
「だから、社長は全然悪くありません。どうか気になさらないでください」
この声を聞いて、もしかしたら、モヤモヤした想いを抱えている従業員が他にもいるのでは?
と感じたので、この若手社員を通じて全従業員から様々な意見を集めてもらいました。
それらの意見を整理すると、
- 下請け企業であるが故に生じていること
- 下請けか直請けかには関係なく生じていること
が、浮かび上がって来たんです。
このことをきっかけにして、みんなで話し合った上で今後どうすればいいか考えました。
例えば、社会の役に立てていて、新しいことに挑戦したくなる気持ちや達成感や充実感などを実感し続けられるようにするにはどうすればいいのか?・・・とか。
働き続けたくなる会社って、どんな会社なのか?
面白い仕事ややりがいのある仕事って、どんな仕事なのか?・・・とか。
直請け案件だろうと下請け案件だろうと、ウチの会社にとって優先度が最も高いと言える案件はどんなものかとか、どんな案件であれば受注するのか、お断りするのかなどの基準とか。
直接顧客や親事業者からの要求がどういう内容であれば、たとえ利益が出ない状況でも請けるのか、大きな利益が得られるとしてもお断りするなどの判断基準とか。
どんな案件の時は誰にどう割り振るのか、それによってウチの会社のどんな強みががどう強化され、どんなものづくりができるようになるのか?
どんなものを生み出して、どんなお客さんにどんな風に喜んでもらいたいのか?・・・とか。
本当にお恥ずかしい話ですが、今までこんなことすら考えたことがありませんでした。
社長である私が考えたことすらなかったんですから、当然のことながらみんなで話し合ったこともありませんでした。
こんな状況だったので、優秀な従業員からどんどん辞めて行ったのは当たり前の話だと思います。
もっと早くに気がついていれば・・・と、悔やまれてなりません。
お陰で、組織力の強化や向上の観点からも、人材育成の観点からも、みんなで考えるいい機会になりましたよ。
また、下請け企業としては、今まではたまたま運が良かっただけだったんだと痛感させられました。
だから、下請いじめの防止策、下請いじめに実際に見舞われた時の対策などについても考えるいい機会になりました。
たとえ下請法があっても、ウチみたいな中小零細企業なんて吹けば飛ぶような存在ですし、下請法に守られているとは決して言えませんので・・・
下請けからの脱却を目指した経験があるD社の場合
ウチの場合、
Y社(依頼元企業) → Z社(元請け企業) → D社(一次請け)
なので、受注形態から考えると下請け企業と言われれば下請け企業に一応該当するんでしょーけど・・・
でも、下請け企業らしくない下請け企業なんじゃないかな~?って思っています。
下請け企業って自覚もあまりありませんし。
なぜなら、Z社とウチとの役割分担がはっきりしていて、お互いの得意分野を上手く活かした戦略的で且つ対等の協調関係にあるからでしょーか。
つまり、Z社ではできないことだからウチに下請けに出してくれていて、ウチにできないことだからZ社にお願いしているって感じです。
もう少し具体的に言うと、ウチは資金力に乏しく営業ノウハウもありません。
小さい会社だし社歴も短いし、実績もまだまだ少ないし従業員数も少ないです。
その代わり、コレだけはどこにも負けないって自信を持って言える技術力があります。
今ある技術力はコレで十分っていうのではなく、これからもさらに磨いて行く必要があります。
現在のところ、この技術力がウチの唯一の武器ですし、日進月歩だから他社にいつ追い抜かれてもおかしくないって危機感を常に持っています。
一方、Z社はというと、ウチにはないものを持っています。
特に、営業力が素晴らしいんです。
その代わり、ウチが持っているような技術力はありません。
つまり、Z社はウチの技術力が特に欲しい、ウチはZ社の営業力が特に欲しい。
だから、「お互いにメリットがあるうちは」協力し合いましょうってことです。
逆に言うと、「お互いにメリットがなくなれば」取引をやめましょうって考え方です。
「お互いにメリットがあるうちに」お互いから学んでおこうねって前提で、取引をしています。
一見、ゆる~い協力関係に見えるかもしれませんが、決してそういうワケでもないと思います。
だって、Z社がウチにメリットを感じなくなったら、ウチと取引する理由がなくなったら即サヨナラですから。
ウチにとってのZ社も同様です。
ウチがメリットを感じなくなったら、Z社と取引する理由がなくなったら遠慮なく即サヨナラします。
例えば下請けいじめをやられて、それに見合うメリットがウチになくなった状況になった時は、デメリットの方が大きくなった時はウチから取引を即停止します。
そういう約束ですから。
あくまでも、一時的な取引関係に過ぎない肝に銘じています。
ウチの場合、意思決定の基準が非常にシンプルです。
これは、従業員とじっくりとことん話し合って決めた意思決定の基準です。
例えば、デメリットよりもメリットの方が大きいのであれば、下請けだろーと下請けでなかろーと何だって別に構わないんじゃーないでしょーか?
デメリットの方が大きくなった時には、文句や愚痴をブツブツ言いながら我慢して延々とイヤイヤ続けるのではなく、デメリットの大元を解消できる力とでも言うのかもしれませんが、選択肢を自ら創り出せる企業でありたいと常々思っています。
ここで言うメリットやデメリットというのは、金銭的な利益のことだけではありません。
たとえ利益が出ない仕事だったとしても、例えば人材育成につながるなど、ウチにとってそれだけのメリットがあればよしとしています。
投資対効果とでも言うんでしょうか。
モチロン、請けたからには契約の範囲内でちゃんと仕事して、ウチの責任をきちんと果たします。
Z社にもY社(依頼元企業)にも、契約期間中に迷惑をかけるようなことは一切いたしません。
契約期間中は、Z社やY社(依頼元企業)の経営方針にもきちんと従います。
もしも納得が行かないことがあったとしても、契約違反とまで言えないのであれば、契約期間中は割り切ると決めてあります。
前々から計画していたことなんですけど・・・
実は夢があって、近い将来、新しい事業をやっとこさ立ち上げるつもりです。
そもそもの話、それがどうしてもやりたくて、その夢を実現したくて、その事業で世の中の役に立ちたくて独立したんですから。
でも残念ながら今はまだ、その新しい事業を立ち上げられたとしても、それでやって行けるだけの力が後もう少し足りていません。
ウチみたいな経営資源に乏しい中小零細企業は、どんなにそうしたくても、いくら焦っても、大きな目標を一足飛びでいきなり達成するなんて到底できません。
本当にやりたいことを行えるようになるためには、準備期間だって必要ですし、計画だって必要です。
目の前の小さな目標を、一つひとつ着実にコツコツとクリアしていくしかないんです。
身の丈に合った経営を地道にやって行くしかないんです。
今は準備期間でもあり、計画期間でもあるとも言えるのかもしれませんが・・・
経営資源の強化とか、将来のための力を蓄えるためにも、従業員の未来のためにも、ウチの未来のためにも、今はZ社と取引をしています。
従業員もその夢に賛同してくれた上で、協力してくれています。
今は申し訳ないぐらい安い給料しか出せていないし、私に対する文句もたくさんあるだろうに、それでもがんばってウチで働いてくれている有り難い存在であり、大切な仲間でありビジネスパートナーでもあります。
経営者独りの力で、できることなんてたかがしれてます。
彼らの協力なしには、この事業はまず成り立ちません。
この夢も実現できません。
だから、組織ってものが必要不可欠なんです。
夢があるだけでは、人は食べて行けません。
夢に協力してくれている従業員の立場なら、なおさらそうでしょう。
いつもあんなにがんばってくれているんだから、新しい事業が軌道にのったら従業員の給料も上げてあげたいです。
経営者として、責任をしっかり果たして約束をきちんと守らないといけませんよね。
とは言えども、Z社との取引がいつまで続くかわかりませんし、Z社とY社(依頼元企業)との取引だっていつまで続くかわかりませんし、経営環境だっていつ何時どう変化するかわかりませんし、今のビジネスモデルだっていつまで通用するのかもわかりません。
なので、万が一の際のリスクに備えていろいろと準備してあります。
これも一種のBCPでしょうし、経営者の仕事だと私は思っています。
何の準備もなくその時が突然やって来て、Z社に泣いてすがりついたり、逆にZ社から泣きつかれたりするなんて絶対にしたくありませんしね~。
本当にやりたいことをまだやっていないのに、倒産や廃業をせざるを得なくなったり、会社が潰れるとまでは行かなくてもリストラを余儀なくされたりして、一生懸命働いてくれている従業員を失望させたり路頭に迷わせたりするなんて絶対にイヤですからね~。
結局のところ、どーするのかは経営者が判断することなんでしょーけど、こんな風に考えてみると、下請けを始めるにしても、下請けを続けるにしても、下請けから脱却するにしても、戦略的に行った方がいいのかもしれませんね。
そう思うと、下請けの立場も悪くはないように思います。
あくまでも期間限定の下請けの立場で、下請けの立場 = 準備期間であり計画期間でもあるととらえられたらの話ですけど。
下請けの立場でいられる内に、やっておいた方がたくさんありますし。
下請けの立場だからこそ、できることもたくさんありますし。
たとえるなら、従業員の立場でいられるうちに、独立して起業する前に、やっておいた方がいいこと、準備しておいた方がいいこと、計画しておいた方がいいことなどがあるようなイメージですかね。
下請けからの脱却を目指した経験があるE社の場合
ウチでは、直請けも下請けもやっています。
以前は、下請けばかりやっていたんですけどね。
と言っても、下請けから脱却しようと思って直請けを始めたわけではないんですよ。
下請けからいつか脱却してやる!って、怒り狂っていた時期もありましたけどね。
ウチの経営方針を一言で言うと、「名より実を取る」というとでも言ったらいいでしょーか。
直請けだろーと下請けだろーと、そんなのはどっちでもいいし、そーゆーことにはあまりこだわっていません。
直請けなのか下請けなのかって、それは受注形態でしかありませんよね。
手段にはなりえたとしても目的にはなりえませんよね。
直請けだろーと下請けだろーと、社名が世の中に知られることにこだわっているわけではありませんし。
別に有名になりたいわけでもないし、だから会社の知名度が低くても全然構いませんし。
それだったら、名誉や名声に関することも含めてお客さんの役に立って、お客さんに喜んでもらえたらそれでいいんじゃないでしょうか?
ウチがこだわっているのは、外見ではなく中身なんですから。
ウチの会社にしかできないこと、ウチの会社の人間にしかできないことで、世の中の役に立つことをウチは目指しているんですから。
例えば、仕様も手順も事細かに決められていて、まるでマニュアルとか料理のレシピ本とかのように「寸分違わずきっちりこの通りにやって」って感じの仕事に関しては、基本的にお断りさせていただくことにしています。
そーゆー仕事だったら、わざわざ外注に出さなくても、お客さんが自分のところでできますよね。
それでもあえて外注に出す意図として考えられるのは、やっぱりコスト削減じゃないですかね。
お客さんが仕様も手順も自分で決められるぐらいですから、お客さんが自分でできなくて困っているワケではありませんし。
どーしても外注に出したいのであれば他社でも構わないワケですし、別にウチの会社に依頼しなくてもいいワケですし。
どこの会社でもできるでしょうし、依頼先を探すにしても困ることはないと思いますしね。
それに、その手の仕事って、人間じゃなくてもできますよね。
「言われた通りに、命令された通りにやるだけ」なんですから。
それでなくても経営環境の変化が激しい時代ですから、今後、人工知能の技術がもっともっと進んで行ったら、その手の仕事だといつかなくなる日が来るかもしれませんよね。
そんな日がやって来た時に、事業存続の危機に陥りたくないってのもありますね。
これは、下請けだろーと下請けでなかろーと同じだと思いますけど。
ウチとしては低価格競争には賛同しかねますが、低価格競争そのものを否定するつもりはありません。
あくまでも適正価格の範囲の話ですが、価格最優先のお客さんの場合、少しでも低価格でできる会社に依頼した方が、お客さんにとってもお客さんのお客さんにとってもその方がいいんじゃないでしょうか?
ですから、無茶苦茶な値下げ要求などの下請けいじめをされたら、お断りすることにしています。
他社さんに依頼した方が、お客さんにとってもウチにとってもいいでしょうから。
そーゆー意味で言うと、下請けから脱却するというよりは、損益分岐点を下回るような無茶苦茶な値下げ要求をしそうなところとは最初から取引しないようにしていると言った方がいいかもしれません。
そしたら、その手の下請法違反に該当する下請けいじめに悩まされずに済みますから。
その反面、お客さんにも他社さんにもできなくて困っているような技術的にかなり難しい要望であれば、喜んでお引き受けするようにしています。
他社さんから見れば下請けいじめに見えるような無理難題とも言える要望であっても、ウチにとっては下請けいじめではありませんし。
むしろ、ものすごく有り難い機会ととらえて、大歓迎と思うようにしています。
やっている時は本当に大変で苦労も多いですけど、こんなのムリ!って諦めそうになることもあるけど、散々試行錯誤して採算割れすることもあるけど、後から振り返ってみるとやらせてもらって良かった、お陰で成長できたっていつも感じていますし。
そうやって苦労してきたお陰で、今のウチがあるとも言えますしね。
下請法には限界があるし取り締まる側だって頼りになりそうにないんだから、それだったら開き直っちゃえって思ったのもありますけどね。
今でこそこんな考え方になりましたけど、実は以前はこんな風には考えられなかったんですよ。
下請けいじめされたこともありましたし、値下げ要求される度にムカついていました。
下請けから脱却するには、どーしたらいいのか?
何をしたら、下請けから脱却できるのか?
いちかばちか、下請けいじめされているってタレこんだ方がいいのか?
いやいや、いくらなんでもそれは自殺行為なのでは?
そんなことをしたところで、資金繰り難に陥って、倒産してしまうだけかも?
かと言って、今のままでは下請けという名の奴隷状態が続くだけなのでは?
これじゃー、労働法に守られている雇われ人の立場の方がよっぽどマシなんじゃないか?
いったい何をどーしたらいいのか?
どうすれば、この苦境から脱却できるのか?
って、必死に考えたこともよくありましたね。
その時は、結局答えは出なかったんですけど。
眠れない日々が続いたこともありましたよ。
何もかもイヤになって、いっそのこと廃業してやろーか、夜逃げするか自殺するかしてやろーかとヤケになりかけたこともありましたね。
そんな時、視点を変えてふと考えてみたんですよ。
下請けには何のメリットもないのに、何のために下請けをやっているんだろう?
誰のために、下請けをやっているんだろう?
そもそも何のために、この会社をつくったんだろう?
誰のために、この会社をつくったんだろう?
わざわざ会社をつくって、何がしたかったんだろう?
どんな会社にしたかったんだろう?
どんな人の役に立ちたかったんだろう?
どんなお客さんに、どんな風に喜んでもらいたいんだろう?
従業員は、どう思っているんだろう?
本当はどんな仕事がやりたくて、どんな人の役に立ちたいんだろう?
ってね。
そーやって考えていたら、気がついたんですよ。
下請けから脱却するしないといったことを考える以前の状態だったってことに。
だから、資金繰りのこととか、売上のこととか利益のこととか、お金のことばかり考えてしまっていたんだってナットクしましたよ。
お金を儲けることそのものは、手段にはなりえたとしても目的にはなりえないはずなのに。
お金は単なる紙切れのはずなのに、そのお金に振り回されてしまっていたってことにも気がつきました。
下請けに関することだってそうですよね。
それまでは下請けから脱却するか下請けを続けるかってことばかり考えていましたけど、よくよく考えてみたら、下請けから脱却するか下請けを続けるかってことだって手段にはなりえたとしても目的にはなりえませんよね。
それに、下請けのメリットやデメリットについて散々考えていましたけど、でも、こーやって考えてみたらおかしな話なんですよね。
だって、メリットやデメリットを判断する基準ってものが明確になかったんですから。
だから、利益率がどれぐらいなのかってことばかり気にしていたんだと思います。
もちろん、利益率も大事だとは思うんですけど、それしか判断基準がなかったってゆーか・・・
損得勘定でしか考えていなかったってゆーか・・・
これじゃー、あまりにも無計画の行き当たりばったりですし、目先の利益のことしか考えていませんよね。
そんな経営とは言えない経営しかやっていない私に嫌気が差した従業員が辞めていき、人手不足にも陥ってしまっていたんだと今は反省しています。
何のことはない。
ほかならぬ私自身が、原因をつくってしまっていたってことなんですよ。
そこで、下請けから脱却するか下請けを続けるかって二者択一は一旦置いておいて、従業員と一緒に考えてみたんです。
お陰で、いろんなことに気づかせてもらいましたよ。
今まで、経営者としての仕事をしていなかったんだってことにも。
お恥ずかしい話ですけど、経営理念とかビジョンとかもなけけば、経営方針とか経営戦略とかもまともにありませんでしたし、それまでちゃんとに考えたことすらなかったんですから。
かなりヘコみましたけど、でも、よくよく考えてみたら、これはある意味チャンスなのかもしれない。
今まで考えたことがなかったのなら、いい機会なのかもしれない。
そう思って、ないならみんなで考えたらいいじゃないかって開き直りました。
で、ウチの経営理念とかビジョンとか経営方針とか経営戦略とかから考えてやっていたら、自然とこーなったって感じでしょーか。
「ピンチをチャンスに変える」
「急がば回れ」
とは、まさにこのことなのかもしれませんね。
下請けからの脱却の前の計画・準備って言うと、私がそうだったように、何をどういう手順でやるのかとか、そーゆー視点でばかりついつい考えてしまいがちですよね。
だけど、もっと広い視野でとらえないともったいないように今は思うんです。
下請けからの脱却の前に計画しておいた方がいいこととか、準備しておいた方がいいこととかって、もしかしたら実はこーゆーことなのかもしれませんよね。
だとしたら、下請けからの脱却を検討し始める時とか、下請けを続けるかどうか迷っている時とかって、ある意味、すごーくいい機会とも言えるのかもしれませんよね。
会社の方向性を考えるとか会社の方向性を決めるとかって意味も含めて。
下請けからの脱却の前に計画・準備しておきたい事って何だろう?(パート4)
うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???
「そっ・・・、そーだったのかー! ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!! 」
「だからかー!!だからだったのかー!! ヾ(.;.;゜Д゜)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「下請けからどーやって脱却すればいいのか、何をすれば下請けから脱却できるのかとかばっか考えていて、肝心要のコトをちゃんと考えていなかったのかも・・・!? \( ̄▽ ̄;)/ 」
「下請けから脱却するか下請けを続けるかどーかの判断基準についても、利益がどうとかそーゆー視点でばっか考えちゃっていたのかも・・・!? (;・∀・) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「そーいやー、何のために起業したんだったっけ・・・!? ( ̄○ ̄;) 」
「何がやりたくて独立したんだったっけ・・・!? (;゜д゜) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「どんなお客さんに喜んでもらいたいと思っていたんだったっけ・・・!? (;´д`) 」
「どんなことで社会に貢献したいと思っていたんだったっけ・・・!? (ーー;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「下請けからの脱却の前に準備しておいた方がいいことって、もしかしたらそーゆーコトだったのかも・・・!? ( ̄∧ ̄ ) 」
「下請けからの脱却計画を立てるって、こーゆーコトだったのかも・・・!?もしかして下請けから脱却することそのものが目的化しちゃっていたのかも・・・!? (´ε`;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ってコトはだよ・・・、アレをあーして、コレをこーして・・・ ((φ( ̄Д ̄ ) 」
「急がば回れとかピンチをチャンスに変えるとかって、こーゆーコトなのかも~ d(⌒ー⌒) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ナルホド・・・、ちょっぴりわかった気がするかも・・・ ヽ(´ー`)ノ 」
「あ、なーんだー、そーだったんだ~ (〃▽〃) 」
という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?
他にも、例えば・・・
などなども含めると、いろんな意味で考えさせられちゃいません? (^^)
ふーむ・・・、こーやって考えてみると・・・
まだ見えていないだけで・・・
意外なところにヒントがいっぱい溢れている
おお~っ ━━━━ヽ(゜Д゜)ノ━━━━ 見っけ~♪
のかも~???
なーんて、感じません?
(〃▽〃)
どっ・・・、どうでしょう???
皆さまは、どう思われますか?
コメント
はじめまして!こんにちは!
下請けから脱却するいい方法はないものかと検索していて、たまたまこのブログに出会いました。
読み進めて行く内にハッとさせられ、深く考えさせられました。そうなんですよね。。。下請けから脱却することそのものが目的化していたのかもしれません。反省させられました。気づきを下さって感謝します!
自分なりに考えてみるつもりですが、すぐに壁にぶち当たりそうにも思います。その時は相談させて頂くことになると思いますので宜しくお願いします。
アキラさま
初めまして。
コメントありがとうございます。(^^)
> 気づきを下さって感謝
コチラの方こそ、感謝感謝です。
こんなボログですが、何かのお役に立てたのであれば嬉しいです。
(⌒人⌒)
> すぐに壁にぶち当たりそう
> その時は相談
こんなヤツでもよろしければ、お気軽にお声がけくださいませませ~。
お役に立てるかどうかはまだわかりませんが、少なくともお話はお聴きできると思いますので。
(^^)/