「システムって何だろ~? (・_・;) 」
「システムって、コンピュータやIT(ICT)だけに関係する言葉なのかな~? ( ゜Д゜) 」
「システムってコンピュータ関係の用語だよねー、私たちの仕事には関係ないよねー、コンピュータの話なんかムズそーだから聞きたくもないわ~!!などの声を社内で聞くこともあるんだけど、それって本当なのかな~?どーも疑問に感じちゃうんだけど・・・??? (;´д`) 」
「システム化とかIT化とかって言うぐらいだから、IT(ICT)に関係するところで耳にする機会があるっちゃーあるよねー、だけどそれだけじゃーないような気がするんだけど、こーんな疑問ってヘンなのかな~? (ーー;) 」
「顧客管理システムとか売上管理システムとかって言うぐらいだから、営業とか販売とかにもシステムが関係しているんじゃないかな~?って感じるんだけど??? ( ̄∧ ̄ ) 」
「教育システムって言うぐらいなんだから、人材育成なんかにもシステムって関係していそうに思うんだけどな~??? (´ε`;) 」
「人材育成なんかも含まれるんだろーけど、人事制度とかにも、システムが関係しているような気がしなくもないんだけど??? (; ̄ェ ̄)」
「システムの中に人材採用とか人事評価なんかも含まれているってゆーか、システムの一部ってゆーか構成要素ってゆーか、そーんなイメージがあるんだけど間違っているのかな~? ( ̄‥ ̄;) 」
「そう考えると、システムにはコンピュータが不可欠ってものでもないし、コンピュータが得意なのか苦手なのかとかも関係ないような気がするんだけどなー・・・??? 。゚(゚^o^゚)゚。 」
「たとえコンピュータを使っていなかったとしても、システムの中でそれぞれ部署とか従業員とかが仕事をしているように感じなくもないんだけど??? σ( ̄∇ ̄;) 」
「そーいやー、システム化とIT化って同じなんだろーか? ( ̄ー ̄?)」
「違うのなら何がどう違うんだろ~?システム化とIT化のどっちを先にやった方がいいんだろ~?やっぱ システム化の方が先なんじゃーないのかな~? σ(^◇^;)。。。」
「システムに対するとらえ方って、システム化やIT化とどう関係しているんだろ~? ( ̄▽ ̄;) 」
「システム化やIT化が上手く行かない原因も、もしかしたらシステムに対するとらえ方や考え方と関係しているのかな~? o( ̄_ ̄|||)o 」
などなど、このような疑問の声をお聞きすることもあるんですが・・・
( ´・ω・`)
「経営理念・ビジョン・経営計画等の作成」、「経営に役立つ情報活用(IT活用・ICT活用)」、「IT活用人材育成(ITを活用できる人材の育成)」、「組織人事戦略(戦略的な組織づくり)」、「人材育成戦略(戦略的な人材育成)」などのお手伝いを行なっているからなのか・・・
「爆発・炎上・崩壊組織」で消防のお手伝いを行なうこともあるからなのか・・・
こーゆー疑問って意外と大事
なんじゃーないかな~???
(`・ω・´)
なーんて感じることもあるのと・・・
システムのとらえ方が変われば、コンピュータやIT(ICT)などのイメージも変わる
ことも、もしかしたらあるのかも~?
( ̄・ ̄*)
なーんて感じることもあるし・・・
それに一見、コンピュータやIT(ICT)の活用とは関係ないように思えるかもしれないけど、実はコレってもしかしたら・・・
などなどにも、ある意味関係するっちゃーする面もあるのかも~???
なーんて感じるコトもあるので、一緒に考えてみません? (^^)
あ、モチロン、「自律的に」という意味で。
ちょっと興味あるかも~?
って言ってくださる方は、お付き合いいただけると嬉しいです。
(^^)/
システムとは何か?コンピュータやIT(ICT)だけに関係するもの?
(パート1)
んーと、もしかしたら・・・
なんかにもある意味関係するかもしれないんだけど・・・
とは言えども・・・
「システム!?コンピュータの話なんて聞きたくもないわ~!! ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘」
「システムって言葉を聞くだけで、イヤ~な気分になるんだけど・・・、パソコン恐怖症だからますますパソコンアレルギーが起きちゃうんだけど・・・ (´;ω;`) 」
「システムってコンピュータ用語だよね!?聞くだけでムカつくんだけど!!経営者の仕事や役割とはなーんにも関係しないしさー!! (# ̄3 ̄) 」
「システムだのIT(ICT)だの、なーんでこう横文字だらけなのかね~!?日本語で言えっちゅーに!!でないと全然わからんっちゅーに!! ( ̄ヘ ̄)凸 」
って方もいらっしゃると思うので、例えばこんなのからまずは考えてみるのはどーでしょう?
(⌒▽⌒)ノ
システムとは?
○ はてなキーワード
個々の要素が有機的に組み合わされた、まとまりをもつ全体。
体系。系。
○ システムとは何か
システムという言葉は、ギリシャ語の「結合する」という意味の語に由来する。
だからシステムは、常識的には、結合された要素のまとまりとして定義されている。
この定義は、システム/要素関係を全体/部分関係と同一視しているわけだが、システムは部分から合成された全体ではないし、ましてや全体と部分との空間的な包摂関係ではない。
システムは単なる要素の集まり以上であり、この「以上」が選択性である。
システムは、要素をどう結合するかを選択し、そして選択された結合様式が、システムの構造となる。
システムとは、選択すること以外の何ものでもないと言ってよい。
英語の“system”はラテン語の“systema”、さらにはギリシャ語の“sustema”に由来し、“sustema”は“sunistanai”から派生した。
“sunistanai”は、「ともに」という意味の“sun”と「立てる」という意味の“histemi”から作られた動詞の能動不定法形である。
アリストテレスは『形而上学』でプラトンの理論体系に言及する時などに“sustema”という言葉を使っているが、この術語がアリストテレスの造語なのかどうかはわからない。
なお、“system”は自然科学では系と訳される。
○ ウィキペディア
システムは、相互に影響を及ぼしあう要素から構成される、まとまりや仕組みの全体。
一般性の高い概念であるため、文脈に応じて系、体系、制度、方式、機構、組織といった多種の言葉に該当する。
それ自身がシステムでありながら同時に他のシステムの一部でもあるようなものをサブシステムという。
システマチックとは?
○ goo辞書
組織的。
体系的。
系統的。
○ Weblio辞書
「体系的な」「組織的な」「計画性のある」といった意味。
仕組みとは?
○ goo辞書
- 物事の組み立て。構造。機構
- 事をうまく運ぶために工夫された計画
- 内容・配置などの工夫
システム思考とは?(システム・シンキングとは?)
○ コトバンク
「システム思考」とは問題となっている対象を構造をもったシステムとして捉え、問題解決を行おうとする考え方を指す。
プロジェクト運営上の問題をシステムとして捉える。
「システム思考」をする事により、全体を複眼的な視点で見ることによって、一面的な見方を避け、安易な解法に頼ることなく、根本的な問題解決方法を導き出すことができると考えられている。
○ ウィキペディア
企業や自治体の経営課題、環境問題といった複雑な社会システムの課題解決のため、
- システム
- 情報
- 制御
という概念ツールを組み合わせてものごとを考えていくアプローチがシステム思考である。
「システムとしてとらえる」とは事象を体系的に見ることであり、事象の要素細部を見るのではなく、全体のシステムを構成する要素間のつながりと相互作用に注目し、その上で、全体の振る舞いに洞察を与える。
システム思考では、全ての人間活動は開放系であり、それゆえ、環境からの影響を受ける。
また、システム思考では、複雑系において、出来事は距離と時間によって区別され、小さな種となる出来事がシステムにおける大きな変化へとつながりうる。
ある領域での変化が、別の領域で逆向きの変化をもたらすこともある。
従って、縦割りの思考の弊害をさけるため、全てのレベルでの有機的なつながりを強調する。
以上を踏まえ、そのシステムの構造や諸関係を確認し(「情報」を把握して)、「システム」を「制御」することにより、課題の解決を図ろうという考え方である。
情報システムとは?
○ e-Words
情報を適切に
- 保存
- 管理
- 流通
するための仕組み。
○ ウィキペディア
情報システム、または情報処理システムとは、情報の処理や伝達などを行うシステム。
明確な定義は存在しないが、一般的には企業内に構築されている情報処理システムは、主たる機能と運用方法の違いによって、
- 基幹系システム
- 情報系システム
の2つのシステムに分けて扱われることが多い。
情報系システムは、主たる業務に付随した情報処理を行うためのシステムであり、経営判断をサポートする目的で、基幹系システム内部や別途に構築したデータベースを分析して報告書を作成するシステムや人事管理のシステム、会議のシステムなどを指す。
基幹系システムとは?
○ e-Words
企業の情報システムのうち、業務内容と直接に関わる販売や在庫管理、財務などを扱うもの。
あるいは、単に、業務やサービスの中核となる重要なシステム。
○ ウィキペディア
基幹系システムは、企業の主たる業務の情報処理を支えるためのシステムであり、銀行業では勘定系システム、製造業では受注・生産・配送計画システムや会計システム、運輸では運行管理システムなどを指す。
システムとは何か?コンピュータやIT(ICT)だけに関係するもの?
(パート2)
うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???
「え゛!?システムってそーゆー意味だったの!? w( ̄△ ̄)w 」
「なーんだ、そーだったんだ~、難しく考え過ぎちゃってたのかも~っっ♪ ε-(´∀`*) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ナルホド・・・、ちょっぴりわかった気がするかも・・・ ヽ(´ー`)ノ 」
「あ、なーんだー、そーだったんだ~ (〃▽〃) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ってゆーか、そもそもIT(ICT)って何なのさ???パソコンと同じじゃないの???パソコンが得意だったらIT(ICT)も得意なものじゃないの??? ( ゜Д゜) 」
「パソコンがなくてもシステム化ってできるものなのか???パソコンがなしでシステムをつくるってどーゆーコトなのさ??? (;゜д゜) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「わかったよーなわからんよーな・・・ ( ̄д ̄;) 」
「頭がウニ状態じゃー!よくわからーん!まとまりって何なのさ!?仕組みってどーゆーコトなのさ!?コンピュータもIT(ICT)も大っ嫌いだー!! (*`θ´*) 」
という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?
で、次に・・・
例えばこんなのからも考えてみるのはどーでしょう?
( ̄∀ ̄)b
コンピュータを使わなくとも、「システム化」することは十分可能
■ 「「儲ける仕組み」は社長がつくる」
お金がかかるばかりのITシステムが生まれてしまう原因にはいろいろありますが、まず第一に、多くの方が「システム化」と「IT化」をごっちゃにして考えている方がいるからではないかと思います。
「システム化」とは?
文字通り「システマチック」な仕事の仕方をすること。
コンピュータなど使わなくとも、「システム化」することは十分可能であり、そういった意味ではITとは何ら関係ありません。
「IT化」とは?
システム化によって見直された仕事の一部を、コンピュータに任せること。
人間がやらなくても良いことは、機械に任せるということです。
もうおわかりのように、会社を「IT化」する前に、まず「システム化」しなければなりません。
「社内の仕組み」や「仕事の流れ」を徹底的に見直すのです。
システムを入れさえすれば、すぐに儲かるなどという幻想は、ここできれいさっぱり捨ててしまいましょう。
「手でやっても儲からないこと」は、たとえパソコンがやっても儲かるはずもないのです。
「IT化」とは企業の改善であり、社内の仕組みを見直さない限り、決して成功しないものです。
実際には、実に地道な改善の積み重ねなのです。
最も適したシステムは、現在の仕事の流れを十分にわかっていなければ、設計すらできないものです。
ITなどと言うと、何か特別なもののような気さえして、魔法のように会社に富をもたらしてくれる・・・
なんてことは、残念ながら未来永劫ありません。
システムの正しい定義とは
■ 「システム・シンキング入門」
システムは、ハードウェアやソフトウェアといったコンピュータや、また目に見えるモノだけを意味しているわけではありません。
「相互に作用しあう要素(部分)の集まりであって、全体として機能を持つもの」
が、システムの正しい定義です。
単なる集まりではなく、「全体としての機能を持つ」という点が特に重要です。
たとえば、同じ機能を持つロボットを5台集めてみても、それは単なる集まりにすぎません。
これを2台と3台に分けてそれぞれ動作させても、2つのロボット・グループができるだけです。
では、それぞれ異なった役割を持ち、互いに関わり合いを持つロボット5台の場合ではどうでしょうか。
1台は、製品の組み立てをするロボット、2台目はその製品の搬送をするロボット、3台目は出荷、4台目は販売、5台目は他の4台のロボットの動作を管理するという役割のロボットです。
このロボットを2台と3台に分けて、それぞれ別個に機能させても、5台がひとまとまりとして実行していた「生産-搬送-出荷-販売-全体動作管理」という機能は達成できません。
このように部分だけを取り出して機能させることができないもの、すなわち、個々の要素(部分)が互いに依存していて、かつ、全体としてひとつの機能をするものをシステムと呼びます。
システムの要素は、互いに影響、関連、依存している
■ 「システム・シンキング」
システムとは、互いに関係しあう複数の構成要素の集まりである。
これらの要素が統合された複雑なシステムを形づくっている。
システムの要素は、互いに影響、関連、依存している。
これらの要素には、
などがある。
企業を例に取ると、研究開発部門は、人、設備、業務プロセスといった要素によって構成される1つのシステムである。
研究開発の複数の構成要素がそれらの役割を果たすためには、それらが協力してうまく機能する必要がある。
したがって、これらの構成要素は互いに依存しているといえる。
この研究開発部門というシステムは、新しい製品の設計図を作り出し、その製品は製造システムにより生産され、販売システムによって販売されることになる。
このように研究開発システムは、企業の中で他の様々なシステムと協力して機能しており、それらのシステムもまた相互に依存関係にある。
またシステムは常に、より大きなシステムにもつながっていて、そのシステムの一部としての役割を担っている。
この例では、「大きなシステム」は企業全体のことである。
システムは、大きなシステムという巨大なネットワークに埋め込まれた結節点と見なすことができる。
そのネットワークの中ではたくさんの結節点が互いに結びついている。
上記の企業の例では、互いに依存している研究開発、製造、販売という3つのシステム(企業システム)は、業界というさらに大きなシステム(業界システム)と互いに依存している。
そして業界システムは、より大きな経済システムと互いに依存しており、その経済システムもさらに大きなシステムとつながっている。
このように視点を広げていくと、最も小さな存在と思われる素粒子から宇宙(そして、さらにそれを超えたもの)に至るまで、すべてのものが互いに依存していることがわかってくる。
森は1つの生態系というシステムを形づくっている。
森という生態系のことを知りたいときには、森に存在する動物や植物という個々の構成要素を知ることも重要であるが、食物連鎖に見られるようなこれらの構成要素間の関係を捉えることにより、森を1つのまとまりとして捉えることが必要である。
そして、たとえば森の動植物の数は、互いに影響し合いながら増加したり減少したり、また元にもどったりと、時間の流れに伴って様々な動きを見せる。
森という生態系のシステムは、複数の「構成要素」とそれらの相互関係(「構造」)、さらにそれらすべての時系列の「動き」からなっているのである。
システムの構成要素は、目的を最大限に実現するために存在する必要がある
システムの構成要素はすべて、そのシステムの目的を最大限に実現するために存在する必要がある。
ある1つのものから構成要素を取り除いた結果として、機能や関係性に何の変化もなければ、それは構成要素が集まっているだけであって、システムではない。
例えば、お皿に盛ったミッスクナッツから、カシューナッツを1つ取り除いた場合、ナッツの数は減っても構成要素の集まりとしての性質は変わらない。
したがって、このミックスナッツはシステムではない。
一方、構成要素を加えても機能や関係性に変化しないのであれば、これも単なる集合体である。
お皿に盛ったミックスナッツにピスタチオを加えても、ナッツの種類が増えるものの、ミックスナッツというナッツの集合体であることに変わりはない。
しかし、研究開発部門に新しい業務を割り当てたり、その担当者の職務内容を変更したりすれば、部門の機能や関係性は、何らかの形で変化することになるだろう。
研究開発部門は、単に人、設備、プロセスの寄せ集めではなく、システムだからである。
システムの構成要素は、目的実現のために秩序だっている必要がある
システムの構成要素はすべて、システムの目的実現のために何らかの形で秩序だっている必要がある。
ある集合体の中の構成要素が、どんな順序でも結びつくのであれば、それはシステムではない。
フルーツバスケットを例にとると、オレンジはフルーツの集合体の本質を変えることなく、かごの底にも真ん中にも一番上にも移動することができる。
しかし、企業のようなシステムにおいて、構成要素をランダムに動かすとどんなことが起こるかを想像してみてほしい。
例えば、経理のスペシャリストが突然製造ラインで働きたいと思ったり、製造部門の専門家が広告のコピーを書こうと考えたような場合である。
企業の中で仕事を変わることは可能だが、それは研修を受けるなどしばらく移行期間を経てからのことである。
企業が最も良く機能するのは、従業員たちが自分の技術や経験に合った仕事をしているときや、計画に基づいて従業員が組織化されているときである。
システムは、より大きなシステムの中でそれぞれの目的を持っている
システムは、より大きなシステムの中でそれぞれの目的を持っている。
より大きなシステムの一部となっているシステムは、その大きなシステムと関連したある種の目的を必ず持っている。
システムはそれ自体が目的を持っているために、それぞれが別の存在であり、1つ1つのシステムはその意味で完全な状態にある。
したがって、複数のシステムを無理に一緒にして、新しく1つの大きなシステムを作ることはできない。
逆に、システムを2つに分割しても、元のシステムと同じように機能する2つの小さなシステムにはならない。
象を二等分しても、小さな2頭の象にはならない。
2頭の象を足しても、新しい1頭の大きな象にならないのである。
システムは、変化と調整によって安定を維持する
システムは、変化と調整によって安定を維持する。
システムにはそれ自体で安定を維持しようとする性質がある。
人間の体が36度~37度の体温を維持するように、企業も業績の維持に努める。
システムの安定性は、
- 相互作用
- フィードバック
- 調整
という3つの機能によってもたらされる。
システムの構成要素の間やシステムと外部環境との間で、これらの3つの機能は交互に働いている。
ある企業が、仕入先から普段よりたくさんの請求書を受け取ったとしよう。
経理部門はこれに対して支払いを行なう。
この手続きを終えると今度は売上とコストの比較をし、「支払いの増加を売上の回収でカバーしきれていない」といった情報を経営者にフィードバックする。
経営者は、主要な顧客に対して、支払期限が過ぎた請求書について支払いの督促をすることで、システムを調整する。
システムは、フィードバック機能を持っている
システムは、フィードバックという機能を持っている。
フィードバックとは、簡単にいえば、情報を伝えて元の場所に戻すことである。
システムは、フィードバック機能を持っている。
あるシステムは大きなシステムの一部でもあるため、そのシステムと外側のシステムとの間にもフィードバックが存在する。
フィードバックや調整にかかる時間が短いときには、観察者はフィードバックの存在を比較的容易に把握できる。
しかし、フィードバックが戻ってくるまでに長い時間がかかるような場合には、フィードバックの原因となった出来事を特定することは難しい。
たとえば、10代の頃に日光浴を多く経験した人たちは、40歳以降になると肌のトラブルにみまわれるかもしれない。
しかし、この2つの出来事の間にはかなりの時間が経過してるため、これらの関連性を認識するのは難しいかもしれない。
フィードバックには、いつも同じ構成要素で伝えられ戻ってくるという必然性はない。
さらに、それが同じシステムの中で行なわれるという必然性もない。
ある構成要素を出発点として、同じシステムの中の構成要素を経由したり、外部のシステムを経由したりして、フィードバックはもう一度戻ってくる。
会社が経営難で、労働者の20%をレイオフすると決めたとしよう。
レイオフを行なったとすると、その四半期には採算が明らかに改善すると予想される。
レイオフによって従業員のモラルは低下し、生産性は落ちるだろう。
会社を去った人々は、その形が自発的な退職であっても解雇であっても、会社にとって価値のあるスキルや経験を一緒に持ち去ってしまうことになる。
このため、従業員の平均的な能力は低下し、生産性が低下することになる。
生産性の低下により、ミスが発生して余分なコストがかさみ、顧客を満足させることができずに注文を逃すようなこともあるかもしれない。
これらは会社の利益をさらに悪化させ、経営陣はさらにレイオフを検討しコスト削減をしようとする。
この例において、レイオフが当初は良い施策と見なされてしまう原因となってフィードバックは、同じ四半期の採算というかたちで発生した。
しかし、レイオフが長期的にもたらす問題というフィードバックが戻ってくるまでには、たくさんの段階があり、より長い時間がかかる。
本来であればこの後者のフィードバック情報こそが、経営陣にとって、自分たちの意思決定が及ぼす影響を理解する上で大変重要なものであった。
民主主義というシステムと教育政策
■ ドイツの16歳の授業に参加して驚いたこと
ドイツの教育政策は国ではなく各州が管轄しており、教科ごと、生徒の学年ごとに教育ガイドラインを策定されている。
「最も重要なのは、生徒たちが自分で考える能力と、それを大勢の前で発言できる能力を養うこと」と先生は語る。
現場の教師たちが意識しているのは、生徒自身の意見を尊重し、教師の意見を押し付けないことだという。
ドイツでは模範解答を求めるよりも、論争することに重きを置く。
民主主義は、異なる意見を共存させ、止揚していくシステムだからだ。
クラスの大多数が同一意見のときには、論争の原則を徹底させるために、先生がわざと反対意見を投げかけることもある。
学校教育の枠組みの中だけではない。
ドイツはじめ欧州各国では、EUという枠組みの中で、若者たちが否応なく民主主義や国家のあり方について日常的に考えさせられる環境がある。
EU加盟国は、これまでに難民危機、経済危機など問題が発生するたびに、自国の国益とEUの理念を天秤にかけながら、議論と交渉によって困難を乗り越えようとしてきた。
メディアはそれを毎日のように報じる。
ドイツの若者たちは、一国家がどのように他国と折り合いをつけながら前進しているかをリアルタイムで体験してきている。
島国である日本とは大きく異なる点だ。
ドイツの教育は2つの世界大戦、特にナチスの過去への反省なくしては語れないだろう。
過去への批判を通して、現在の民主主義を尊ぶ姿勢も自然に生まれてくる。
学校では、第二次世界大戦の強制収容所跡で定期的に校外学習を行い、ドイツ統一記念日の前後には生徒たちによるパネル展を校内で催す。
それは教科を横断し越えながら、自分で考え行動し、平和で民主主義的な社会を担っていく人間を育てるための総合的な教育だ。
ドイツと日本の国民性において最大の違いは、 ドイツ人の自己主張の強さだと思う。
何事においても自分の意見をはっきり言うのが基本姿勢であり、意見を言わないのは「意見がない」ことと同じとされる。
子供たちもまた、公の場で自分の意見を表明できるように育てられる。
学校で受ける教育の成果は大きいと思うが、それだけでなく、自分を主張するドイツの国民性も「議論する文化」に大きく寄与していると思う。
また、日本人として驚きなのは、ゴールデンタイムに、毎日どこかのテレビ局でトークショーを放映していることだ。
現役の大臣や識者が登場し、時事問題について内容の濃い議論を展開する。
それを見ながら引き込まれ、そのうち家族の間でも意見交換が始まっている。
「自分ごと」になれば、民主主義を尊重する気持ちも強まるはずだ。
株式会社というシステム
■ 「グローバリズムという病」
株式会社というものは、その成立において、経済が右肩上がりであること(経済成長)を前提にして初めて可能なシステムであった。
なぜなら、資本と経営の分離という、株式会社の最も根幹的な仕組みにおいて、分離された資本は将来的な増加を約束されることでのみ調達可能なものだからである。
成長が止まった社会における経済というものを、株式会社は原理的に構想できないのだ。
右肩下がりにシュリンクしていく社会、あるいは経済が停滞する定常型の社会において、株式会社という形態は存続の危機にさらされることになる。
70人で100人分の仕事ができる「システム」
■ 「「サービス」の常識」
日本的リストラと称する人減らしでは、100人の社員を70名にした上で、「70名で100人分の仕事をしなさい」とするケースが目立つが、70名で100人分の仕事をするには明らかに物理的な無理が生じる。
そのため、こうした企業では社員全員が実に忙しそうにしている。
実際に忙しいのだ。
本来なら70人で100人分の仕事ができる「システム」を導入すべきところを、多くの企業がそうしていないのである。
そして作業レベルの活動の連続、処理業務に追われ、次第に疲弊していく。
危機に瀕している日本のシステム
■ 「マネジメント – 基本と原則 [エッセンシャル版]」
日本のシステムは、他のいかなる国のものよりも大きな成果をあげた。
しかし、そしてまさにそのゆえに、今日そのシステムが危機に瀕している。
それらの多くは放棄して新たなものを採用しなければならない。
あるいは徹底的な検討のもとに再設計しなければならない。
今日の経済的、社会的な行き詰まりが要求しているものがこれである。
システムとは何か?コンピュータやIT(ICT)だけに関係するもの?
(パート3)
うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???
「そっ・・・、そーだったのかー! ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!! 」
「だからかー!!だからだったのかー!! ヾ(.;.;゜Д゜)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「あ、なーんだー、パソコン嫌いであってもパソコンが苦手でもシステムをつくることってできるんじゃーんっっ♪ (* ̄▽ ̄)」
「パソコンがなくてもパソコンが得意な人材がいなくても、システムはつくれるしシステム化だってできるんじゃーんっっ♪ ヾ(*´∀`*)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「そっかー、システムってそーゆーコトだったんだー、こーゆーのがシステムなら経営者として興味が持てそうだし、必要性も感じちゃうかも~っっ♪ (* ゜ー゜) 」
「IT(ICT)を導入するとか活用するとかって、そーゆーコトだったんだね~っっ♪ ( ´θ`)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「システムって、会社の全体像を俯瞰することとも、もしかしたら関係しているってコトなのかも~!? (;゜0゜)」
「一貫性や整合性なんかとも、もしかしたら関係しているのかも~!? ( ̄▽ ̄|||)」
という方も、いらっしゃれば・・・
「だよなー、それぞれの部署とか仕事とかをバラバラにとらえるんじゃーなく、営業のやり方とか顧客へのアプローチの仕方とか、ホームページや会社案内の作成方法とか、組織力の強化・向上とか人材採用のやり方とか人事評価の方法とか人材育成の手法とかもバラバラにとらえるんじゃーなく、システムとしてとらえて戦略的に考えるって意外と大事なことなのかも~!? (´ε`;) 」
「もしかして、システム思考の考え方って経営者の仕事や役割とか、経営者の視点なんかとも関係している面もあるのかも・・・!? ( ̄∧ ̄ ) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「IT(ICT)とパソコンって、てっきり同じ意味だと思っていたけど、実は同じ意味じゃーなかったのかも・・・!? (; ̄ェ ̄)」
「IT(ICT)とパソコンは同じだと思い込みしちゃっていたから、システム化もIT化も上手く行かなかったのかも・・・!? (|||▽ ) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「だからパソコンありき、IT(ICT)ありきで考えちゃっていたのかも・・・!? \( ̄▽ ̄;)/ 」
「いつの間にか手段の目的化に陥っちゃっていたのかも・・・!? (;´゚д゚`) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ってコトは、IT化する前にシステム化を先にやらなきゃいけないってコトなのかも・・・!?システムをしっかりとつくっておかないとヤバイってコトなのかも・・・!? ( ̄‥ ̄;) 」
「現在のシステムをそっくりそのままIT化すりゃーいいやーって思っていたけど、現在のシステムをそっくりそのままIT化しても上手く行かないってコトなのかも・・・!? 。゚(゚^o^゚)゚。 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「経営理念とかビジョンとか、経営戦略とか差別化戦略とか、経営計画とかも、システムに関係しているってコトなのかも・・・!? ( ̄○ ̄;) 」
「経営理念や方針のサンプル例や雛形を使っちゃったら、システムとの一貫性や整合性がとれなくなっちゃうコトもあるのかも・・・!? (;・∀・)」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ってゆーか、そもそもの話、何のためのシステムなんだろ~?どんな時にどんなシステムが必要になるんだろ~?何のためのIT(ICT)なんだろ~? p(´⌒`q) 」
「誰のためにシステムをつくるんだろ~?自社の顧客って誰のことなんだろ~? ( ゜Д゜) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「経営とシステムとの関係って何だろ~? (;゜д゜) 」
「経営者の仕事や役割と、システムづくりとの関係って何だろ~? (ーー;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ってコトはだよ・・・、アレをあーして、コレをこーして・・・ ((φ( ̄Д ̄ ) 」
「ナルホド~、システムをつくるってこーゆーコトだったのかも~っっ d(⌒ー⌒) 」
という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?
他にも、例えば・・・
などなども含めると、いろんな意味で考えさせられちゃいません? (^^)
ふーむ・・・、こーやって考えてみると・・・
まだ見えていないだけで・・・
意外なところにヒントがいっぱい溢れている
おお~っ ━━━━ヽ(゜Д゜)ノ━━━━ 見っけ~♪
のかも~???
なーんて、感じません?
(〃▽〃)
どっ・・・、どうでしょう???
皆さまは、どう思われますか?
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