「薄利多売の意味って何だろ~? ( ゜Д゜) 」
「薄利多売の他に多売薄利って言葉もあるみたいだけど、薄利多売と多売薄利の意味の違いって何だろ~? ( ̄ー ̄?)」
「薄利多売のメリットって何だろ~? ( ̄∧ ̄ ) 」
「薄利多売って言うとデメリットばかり聞くんだけど、薄利多売にはメリットって本当にないのかな~? (ーー;) 」
「薄利多売の本来の意味と多売薄利の意味が、なーんかごちゃ混ぜになって、薄利多売って言葉ばかり使われているような気がするんだけど??? (´ε`;) 」
「薄利多売の本来の意味の場合、あくまでも戦略的に行うものだって聞いたことがあるんだけど??? (;´д`) 」
「どんな経営計画を立てたら、経営戦略の一環としての薄利多売が上手く行くんだろ~?薄利多売であっても全体の利益を上げられるんだろ~? (;゜0゜)」
「何がどーだったら、多売薄利に陥っちゃうんだろ~? p(´⌒`q) 」
などなど、このような疑問の声をお聞きすることもあるんですが・・・
( ´・ω・`)
「売上や利益の向上」、「組織人事戦略(戦略的な組織づくり)」、「人材育成戦略(戦略的な人材育成)」、「中小企業の経営に役立つ情報活用支援」などなどのお手伝いを行なっているからなのか・・・
「爆発・炎上・崩壊組織」で消防のお手伝いを行なうこともあるからなのか・・・
こーゆー疑問って意外と大事
なんじゃーないかな~???
(`・ω・´)
なーんて感じることもあるのと、それにコレってもしかしたら・・・
などなどにも、ある意味関係するっちゃーする面もあるのかも~???
なーんて感じるコトもあるので、一緒に考えてみません? (^^)
あ、モチロン、「自律的に」という意味で。
ちょっと興味あるかも~?
って言ってくださる方は、お付き合いいただけると嬉しいです。
(^^)/
薄利多売と多売薄利の意味の違いから気づくことって?(パート1)
んーと、もしかしたら・・・
なんかにもある意味関係するかもしれないので・・・
例えばこんなのから、薄利多売と多売薄利の意味とか、薄利多売と多売薄利の違いとかについて、まずは考えてみるのはどーでしょう?
(。・_・。)ノ
薄利多売とは?
○ コトバンク
利益を少なくして品物を多く売り、全体としての利益をあげること。
品物一つ当たりの利益を少なくし、たくさん売ることで、全体の利益を多くすること。
○ goo辞書
一つの商品の利益を少なくして大量に売り、全体として利益が上がるようにすること。
また、その商法。
個々の商品の利幅を小さくしながらも、大量に売ることによって、最終的により大きな利益を得ようとする販売戦略。
○ 違い比較辞典
「薄利多売」とは、「1つあたりの利益は少ないが売上を増やして大きな総利益を得ること」を意味する言葉です。
一般的な学説では需要と供給のバランスが取れるところで商品価格が決定するとされますが、利益を減らしても売上を伸ばしたい時に用いられる手法が「薄利多売」です。
「薄利多売」では1つあたりの売上かられ得られる利益を減らし販売価格を値下げします。
そのままでは利益が減るだけですが「値下げにより増えた商品売上によって総利益を確保する」というのが「薄利多売」の考え方です。
価格競争として用いられるビジネス手法の一種であり、値下げにより売上向上が見込まれる商品に有効です。
多売薄利とは?
○ 言葉の違いが分かる読み物
「多売薄利」とは、「店頭・ネットなどで大量の商品が売れてはいるけれど、利益率が低いために、結果として利益が小さかったりなかったりすること」を意味しています。
「多売薄利」というのは、「極端な安売りをするなどして、商品・サービスはたくさん売れてはいるが、実際には利益が出ていないこと」を意味しているネガティブなニュアンスのある言葉なのです。
○ 違い比較辞典
「多売薄利」とは、「たくさん売っても利益が少ないこと」を意味する言葉です。
競争のために利益を減らして値下げした結果として陥りがちな「売上は伸びたが利益は上がらない状態」を指して「多売薄利」と表現します。
企業にとって売上が増えるのは喜ばしいことですが売上増が喜ばしいのは利益の増加が見込まれるからです。
極端に利益を削りすぎてしまい売上が伸びてもほとんど利益が増えない状態は企業にとって大きな負担となります。
利益の薄い商品がたくさん売れることで別の商品が売れなくなったり商品を求める顧客対応に多くの経費がかかったりなど「本来は喜ばしいはずの売上増が薄い利益のせいでマイナスの影響を及ぼしてしまっている状態」を指して「多売薄利」と表現します。
多売とは?
○ goo辞書
品物をたくさん売ること。
大量に売りさばくこと。
薄利とは?
○ コトバンク
利益の薄いこと。
少しの利益。
また、そのさま。
薄利多売と多売薄利の意味の違いから気づくことって?(パート2)
うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???
「そっ・・・、そーだったのかー! ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!! 」
「だからかー!!だからだったのかー!! ヾ(.;.;゜Д゜)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「薄利多売の意味って、本当はそーゆー意味だったんだ・・・ \( ̄▽ ̄;)/ 」
「薄利多売って言葉を聞いたり自分でも使ったりしていたけど、その薄利多売の意味って、実は多売薄利の意味だったんだ・・・ (´Д`lll)」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ウチの会社がやっていたのは薄利多売じゃーなくて、多売薄利だったってコトなのかも・・・!? Σ( ̄ロ ̄lll) 」
「ウチの会社の場合だと薄利多売でも多売薄利でもなくて、ただ単に安売りをしただけの薄利にしかなっていなかったってコトなのかも・・・!? (((( ;゜д゜)))) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「薄利多売って値段を下げるだけの簡単なやり方に見えても、実際は結構ムズイってコトなのかも・・・!? (o´д`o)=3 」
「薄利多売をやって全体の利益を上げるには、綿密な販売戦略とか経営戦略とかが必要ってコトなのかも・・・!? (;´д`) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「薄利多売や多売薄利の考え方って、増収増益とか減収増益とかとも関係しているのかも・・・!? ( ゜Д゜) 」
「他にも、売上至上主義なのかとか利益至上主義なのかってこととかとも関係している面があるのかも・・・!? (|||▽ ) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「うーん・・・、今ひとつピンと来ないんだけど・・・ ( ̄д ̄;) 」
「頭がウニ状態じゃー!よくわからーん! \(  ̄曲 ̄)/ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「薄利多売になるのか、それとも多売薄利になるのかの境目とか違いとかがよくわからないんだけど・・・??? (;・∀・)」
「多売薄利になっちゃうのって、もしかして薄利多売を狙っていたけど失敗したから多売薄利になっちゃったってコトなのかな~?何がどーだったら薄利多売と言えて、何がどーだったら多売薄利になっちゃうんだろ~??? (´ε`;) 」
という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?
んでー・・・
例えばこーんな視点からも、薄利多売と多売薄利の意味とか、薄利多売と多売薄利の違いとかについて考えてみるのはどーでしょう?
(。・ω・)b
薄利多売と多売薄利の意味の違いって何だろーか?(その1)
例えば、こーんな製品やら商品やらを・・・
一生懸命がんばって、たくさん販売したとするっす~。
んでー、その結果、全体としての売上や利益がこーんな状況になったり・・・
こーんな状況になったりした場合って・・・
薄利多売なんだろーか?
それとも、多売薄利なんだろーか?
薄利多売と多売薄利の意味の違いって何だろーか?
薄利多売と多売薄利って、何がどう違うんだろーか?
なーんて考えさせられちゃったりなんかしません?
(⌒▽⌒)ノ
薄利多売と多売薄利の意味の違いって何だろーか?(その2)
例えば、こーんな製品やら商品やらを・・・
ものすごーく一生懸命がんばって、コレでもか!!ってぐらいめっちゃいっぱい販売したとするっす~。
んでー、その結果、全体としての売上や利益がこーんな状況になっちゃったり・・・
こーんな状況になっちゃったりした場合って・・・
薄利多売なんだろーか?
それとも、多売薄利なんだろーか?
薄利多売と多売薄利の意味の違いって何だろーか?
薄利多売と多売薄利って、何がどう違うんだろーか?
なーんて考えさせられちゃったりなんかしません?
(´・ω・`;)
薄利多売と多売薄利の意味の違いから気づくことって?(パート3)
んでもって・・・、もしかしたら・・・
なんかにも、ある意味関係するかもしれないので・・・
例えばこーんな視点からも、薄利多売と多売薄利の意味とか、薄利多売と多売薄利の違いとかについて考えてみるのはどーでしょう?
( ・ _ ・ ;)
適正価格と薄利多売や多売薄利との関係って何だろーか?(適正価格編1)
適正価格ってものが、例えばこーゆーのだとするっす~。
つまり・・・
適正な費用 + 適正な利益 + 消費税 = 適正価格
だとするっす~。
適正価格と薄利多売や多売薄利との関係って何だろーか?(適正価格編2)
上図の適正価格で販売できるのが理想なんだろーけど・・・
(。・ ・)
だけど、実際はっつーと例えばこーんな風に、本当は適正な利益をのっけて適正価格で販売したいんだけど、やむを得ない理由や事情があって、適正な利益をのせたくてもせられなくて適正価格では販売できずに赤字になっちゃっている場合もあれば・・・
本当は適正な利益をのっけて適正価格で販売したいんだけど、やむを得ない理由や事情があって適正価格で販売できるどころか、適正な利益すらのせられずに利益なしの状態で赤字になっちゃっている場合もあれば・・・
適正な利益がのせられないどころか費用すらも賄えなくて、適正価格とは程遠い状態に陥っちゃっている場合もあれば・・・
費用すらも賄えない上に消費税も自腹を切って支払うしかなくて、「は?適正価格?そーしたいのは山々だけど、そんなの夢のまた夢だよ・・・ (っ´;ω;’c) 」って、状態に陥っちゃっている場合もあるんじゃーないでしょーか?
薄利多売と多売薄利の意味の違いから気づくことって?(パート4)
うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???
「そーか・・・、薄利多売や多売薄利と、固定費とか変動費とか売上高とかってこーゆー関係だったのかも・・・!? (; ̄ェ ̄)」
「去年よりも売上が上がればそれでいっかなーって思っていたけど、戦略的に薄利多売をやっているつもりが結果として多売薄利の状態に陥ってしまわないためにも、損益分岐点売上高の考え方って意外と大事なのかも・・・!? 。゚(゚^o^゚)゚。 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「薄利多売や多売薄利以前の話で、ウチの会社はこのパターンになっちゃっているのかも・・・!? (T▽T) 」
「そーなんだよねー・・・、価格競争に陥りたくないとは思うんだけど、ずぅーっと景気が悪いので値下げしないと売れないから、こーなっちゃいがちなんだよねー・・・ ヽ(;▽;)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「必死にお願いしても価格転嫁させてもらえないし、買い叩かれまくるとかの下請けいじめをされていたら、イヤでもこーなっちゃうもんなー・・・ (ノ_・。) 」
「こーゆー状況だと、薄利多売でもなければ多売薄利でもなくて、それ以前の状態だもんなー・・・ (´;ω;`) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ウチの業界は多重下請け構造だし、中抜きばっかされちゃっているもんなー・・・ (っ´;ω;’c) 」
「いっそのこと、脱下請けを目指した方がいいのかもなー・・・ p(´⌒`q) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「こーはなりたくないと思ってはいても、経営環境の変化とかからこーなっちゃう中小零細企業がたくさんあると思うよなー・・・ o゚p(∴´⌒`∴)q゚o。 」
「で、倒産しちゃう中小零細企業もあるだろーし、廃業を選ぶ中小零細企業もあるんじゃーないのかな~??? (;゚;Д;゚;;) 」
という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?
で・・・
上記を踏まえた上で例えばこんな視点からも、薄利多売と多売薄利の意味とか、薄利多売と多売薄利の違いとかについて考えてみるのはどーでしょう?
d( ̄  ̄)
薄利多売の意味とは?
■ 薄利多売の意味とは?
「薄利多売=安いものを売る商売」や「薄利多売=安売り」と言ったイメージをお持ちの方も多いと思いますが、必ずしもそうであるとは限りません。
薄利多売とは、あくまでも利益の少ない商品を大量に売ることです。
そのため、例えば1本10万円の高級ワインを1円の利益しか乗せずに大量に販売しても薄利多売のビジネスとなります。
薄利多売のメリットとは?
- 多少の顧客離れが起きても売上や利益が大きく変動しにくい
薄利多売には多少の顧客離れが起きても売上や利益が大きく変動しない・しにくいと言ったメリットがあります。 - たくさんの商品を沢山の人に売ることで顧客を増やす
薄利多売によりたくさんの商品を沢山の人に売ることで貴社の顧客を増やすことは大きなメリットが生まれます。
薄利多売のデメリットとは?
- 大量の商品を仕入れる・製造する必要がある
薄利多売には大量の商品を仕入れる・製造する必要があると言ったデメリットがあります。
たくさんの商品を販売するにはそれだけ商品を仕入れなければなりません。
しかし、必ずしも商品が売れるとは限らないため在庫を抱えてしまうと言ったデメリットが発生する可能性もあります。 - 人件費や在庫の管理費などの費用が膨大にかかりやすい
人件費や在庫の管理費などの費用が膨大にかかりやすいと言ったデメリットがあります。
大量の商品を仕入れれば、保管費用や運搬費用にもコストがかかってきますし、管理したり、流通させるのにも人件費などの費用がかかってきます。
また、商品ではなくサービスを販売するビジネスにおいてもサービスを提供するための人員が必要となるためそれだけ人件費がかかるようになります。 - 仕入れ値の変動に販売価格が影響を受けやすい
薄利多売のデメリットには仕入れ値の変動によって販売価格が変動しやすいと言ったことがあります。
1000円の商品を900円で仕入れるビジネスと100円で仕入れるビジネスにおいて、仮に仕入れ値が100円上がったとすると前者では利益がなくなってしまい、現在の販売価格のまま商品を販売し続けることはできなくなります。
安くて豊富な労働力を使った薄利多売という戦略は難しくなっていく
■ 人手不足が変える日本経済
高度成長期を通じて、日本企業は農村から都市部へと流入する豊富な労働力を使って、大量生産をすることで成長した。
しかし、生産年齢人口は1995年頃から減少に転じている。
これまでは日本経済の低迷のために、働き手の減少という問題が顕在化しなかっただけだ。
これからも国内の生産年齢人口は減少し続けることを考えれば、企業の戦略も大きな転換を求められる。
安くて豊富な労働力を使った薄利多売という戦略は難しくなっていくということが、円安にも関わらず輸出が伸びなかったことの背景になっているだろう。
あらゆるところで細部にこだわるのは日本企業の特徴で、それが強みである。
しかし、人手不足が深刻になれば今までと同じようなやり方では、こだわりを維持すること自体が難しくなる。
どうしても譲れないこだわりを守るためには、あきらめる部分を決断することが必要になる。
「おもてなし」が日本のサービス業のキーワードの一つになっている。
豊富な労働力があれば、一人一人の従業員が細やかな心配りをすることで優れたおもてなしができた。
労働力不足の経済では、海外からの観光客の満足度を左右する部分に焦点を当てるなどの取捨選択を迫られることになる。
もっと少ない人数でこれまで以上の成果をあげるために、個々の職場で働き方の抜本的な改革が必要になるだろう。
会社が薄利多売をできるのは、労働者が多売薄利をわかっていないから
■ 薄利多売と多売薄利、ドライバー仕事が労働対価が低い理由
いつの頃からかドライバー職は低賃金の仕事というイメージが定着しました。
図に乗って弱者の足元を見て好き放題無理難題を吹っ掛ける慣習が荷主に根付いてしまい、運送仕事は稼げないビジネスモデルとなって今日に至る。
会社を回すために長時間労働や積載超過、速度超過等の違反行為が後を絶たず、年々厳しくなる労働法や道交法の壁に業務停止命令や倒産・廃業となる運送会社が毎年けっこうな数になっている。
法を順守すれば会社が回らないというビジネスモデル。
どう考えても本気で稼ぎたい労働者の夢が叶うとは思えない世界。
普通、たくさん仕入れれば単価が安くなるのが仕入れる側のスケールメリットですよね?
しかし運送会社の場合、運ぶ荷物をたくさん請ければ運賃単価も安くなるのは請ける側のスケールメリットと呼べますか?
人手も足りないのに目先の売上の数字を増やそうと荷物をキャパ以上に請けてしまうから、違法行為に繋がっていくんです。
これで法を順守したら仕事をさばけないし会社が回るわけがない。
そのしわ寄せが来るのが末端のドライバーです。
安い賃金で労働対価に見合わない量を運ばされる。
会社としては「薄利多売」を承知した上でのビジネス展開をしているのです。
一方ドライバーは多大な労働力を提供している割に実入りが少ないと感じる。
多くのドライバーはこの「多売薄利」で働かされていることがわかっていない。
戦略的な会社の「薄利多売」と、勉強不足なドライバーがこき使われている「多売薄利」の状況。
言い換えれば会社の思うツボに働かされているんです。
会社が「薄利多売」ビジネスが出来るのも、労働者が「多売薄利」の状況をわかっていないから。
発展・成長する前提であれば薄利受注も可能だが・・・
■ ビジネスパートナー
見下した表現を改めるため、「下請」を「協力業者」「ビジネスパートナー」と呼んだりします。
安定的な仕事が確保されていて、発展・成長する前提であれば薄利受注も可能となり、更に価格競争力が強化され、ビジネスパートナーとしての関係もより強固になります。
ところが、仕事量が減ってくると、あっという間にバランスは崩れます。
まず、適性価格での受注ができなくなり、ダンピングを余儀なくされます。
請負価格に比例して、ビジネスパートナーへの発注価格が下がります。
「この現場だけ、泣いてくれ!」一過性なら、何とかビジネスパートナーもついてきてくれるでしょう。
ところが、恒常的になると、ついていきたくても、いけなくなります。
当然に、原価は上昇します。
請負が下がって、原価が上がれば、利益が出ません。
利益が出なくなると、資金繰りが逼迫します。
資金繰りが逼迫すると、業者への支払いが滞ります。
「20日の支払を、暫く待ってくれないか?」いわゆる「ジャンプ」の要請です。
ビジネスパートナーは、「ひょっとして回収できなくなるのではないか?」という疑念が過ります。
すると、リスクの分だけ見積が高くなります。
まさに負のスパイラルでしょう。
安定受注
↓
ボリューム確保
↓
ビジネスパートナーとの信頼関係維持
この正の連鎖無くして、安くて良い物の実現はありません。
薄利多売や多売薄利と多重下請け構造の関係とは
■ 日本人を貧しくする商習慣「中抜き」がヤバい訳
日本の労働生産性は先進国中最下位であり、一度も最下位から脱却したことはない。
労働生産性は賃金や経済成長と極めて密接な関係があり、労働生産性が低いことが日本の低賃金や低成長の原因である可能性は高い。
生産性の伸び悩みにはさまざまな要因があるが、その1つとされているのが硬直化した産業構造である。
日本の産業界では、元請け企業が下請け企業に発注し、下請け企業はさらに孫請け企業に発注するという重層的な下請け構造がよく見られる。
産業が階層構造になること自体は海外でも珍しいことではなく、役割分担に応じて適切な構造を形成するのであれば何の問題もないが、ヒエラルキーの維持が目的化されてしまうと著しい非効率化を招く。
日本は人口に比して会社数が多いが、原因の1つが中間マージンを取ることだけを目的にするムダな事業者の存在である。
元請け、下請け、孫請け、それぞれの企業に管理部門が存在しており、その分だけ人件費が余計にかかる。
各企業は利益を上げる必要があることから、再委託されるたびに業務の付加価値は減っていく。
例えば、システム開発を(1人のシステムエンジニアが1カ月で行う作業量の対価として)150万円で顧客が発注しても、元請け企業が40万円を中抜きすれば下請け企業には110万円しか渡らない。
さらに下請け企業が30万円を中抜きすると孫請け企業は80万円で仕事を受けることになるため、最終的には単価が半分近くになってしまう。
日本の問題は付加価値の低い中小企業が多いことであり、その原因の1つがこうした産業構造にあると考えられる。
政府の事業はもちろんのこと、民間でも再委託の慣習は可能な限り排除していく必要があるだろう。
中抜きを排除するなど産業構造をシンプルにするだけで賃金は大幅に上昇し、余剰となった労働力が他の生産に従事すれば、GDPの絶対値も増える。
薄利多売や多売薄利と中間搾取の関係とは
■ 中間搾取や下請けイジメをやめれば、日本経済は復活できる
日本はバブル崩壊以降、多くの経済政策を実施してきましたが、どれも目立った成果をあげていません。
あらゆる経済政策が効果を発揮しない理由のひとつとなっているのが、日本経済の制度疲労です。
具体的に言えば、中間搾取のみを目的とする企業の存在や、重層的な下請け制度がこれに該当します。
健全な市場メカニズムが働いている国の場合、2次下請け、3次下請け、4次下請けといった重層構造になることはありません。
また、付加価値の低い製品の製造を請け負う企業は、合併などによって市場シェアを高め、元請け企業との交渉力を高めようとします。
ところが日本の場合、こうしたメカニズムは働かず、下請け企業はいつまでも価格競争力を持てないままとなっています。
これを良いことに、元請け企業は際限のない値引き要求を続けるという図式ですから、日本の賃金が上昇するわけがありません。
流通も同様です。
商品をすみずみまで流通させるためには、1次卸、2次卸といった具体にある程度の階層構造になるのはやむを得ませんが、日本の場合には、度が過ぎるケースがかなり見受けられます。
海外の場合、メーカーに直接掛け合えば製品を売ってくれることもよくありますが、日本では、業界の和を乱すといった理由で、最終顧客に直接製品を販売しないメーカーも多いのです。
こうした状況が行きすぎると、中間搾取だけを目的とした企業が多数、温存されることになります。
実際、元請けが受けた仕事を下請けとして請け負い、その仕事を孫請けに丸投げするだけの企業も多いのが現実です。
薄利多売と多売薄利の意味の違いから気づくことって?(パート5)
うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???
他にも、例えば・・・
などなども含めると、いろんな意味で考えさせられちゃいません? (^^)
ふーむ・・・、こーやって考えてみると・・・
まだ見えていないだけで・・・
意外なところにヒントがいっぱい溢れている
おお~っ ━━━━ヽ(゜Д゜)ノ━━━━ 見っけ~♪
のかも~???
なーんて、感じません?
(〃▽〃)
どっ・・・、どうでしょう???
皆さまは、どう思われますか?
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