「母国語と母語の意味や違いって? ( ̄ー ̄?)」
「母国語と母語って違う意味?母国語も母語も同じ意味じゃないの? (・_・;) 」
「もしかして、母語の方が意味的に正しい使い方ってコトなんだろーか? (´ε`;) 」
「少なくとも日本国内で日常的に普通に聞くのは母国語の方だと思うんだけど、それって意味的に間違った使い方なのかな~? σ( ̄∇ ̄;) 」
「それとも母国語と母語にはそれぞれ違う意味があって、母国語と母語の使い方もそれぞれ違うってコトなのかな~? (;´д`) 」
「だとしたら、どーゆーケースの場合は母国語で、どーゆーケースの場合は母語って使い分けをすればいいんだろ~? (; ̄ェ ̄)」
「ってゆーか、そもそもの話、母国語と母語が違うケースってあるのかな~? (´・ω・`) 」
「日本人の場合だと母国語も母語も日本語だろーし、母国語と母語が違うケースがあるって聞いてもどーもピンと来ないんだけど??? ( ゜Д゜) 」
「どんなケースだと、母国語と母語が違うんだろ~? p(´⌒`q) 」
「母国語と母語の違いには、ひょっとして国籍とかも関係しているのかな~? ( ̄‥ ̄;) 」
「母国語と母語が違うケースが全然思い浮かばないのは、もしかして日本の教育も関係しているのかな~?だとしたら、日本の教育と海外の教育って何がどう違うんだろ~? ( ´△`;) 」
「それだけ世界の常識を日本人が知らないってコトなんだろーか?ガラパゴス化しちゃっているってコトなんだろーか? (´Д`lll)」
などなど、このような疑問の声をお聞きすることもあるんですが・・・
( ´・ω・`)
「三方よしの経営相談」、「人材育成戦略(戦略的な人材育成)」や「自律型人材育成」のお手伝いを行なっているからなのか・・・
「外国人との日本語コミュニケーション」のお手伝いを行なっているからなのか・・・
日本語教師の経験や海外赴任の経験があるからなのか・・・
こーゆー疑問って意外と大事
なんじゃーないかな~???
(`・ω・´)
なーんて感じることもあるのと、それにコレってもしかしたら・・・
などなどにも、ある意味関係するっちゃーする面もあるのかも~???
なーんて感じるコトもあるので、一緒に考えてみません? (^^)
あ、モチロン、「自律的に」という意味で。
ちょっと興味あるかも~?
って言ってくださる方は、お付き合いいただけると嬉しいです。
(^^)/
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?
(パート1)
んーと・・・
例えばこんな風に、母国語と母語の意味や違いをざっくりばっくりとまずはとらえてみるのはどーでしょう?
(。・ω・)b
母国語とは?
母国語は、その人が国籍を持っている国で定められている「公用語」みたいなものととらえると、ちょっぴりイメージしやすくなるんじゃーないかな~???
って、感じちゃったりなんかしません?
母語とは?
それに対して母語は、その人が生まれてから育つ過程で自然と身についた言語であり、最も得意としていて一番使いこなせる言語なんじゃーないかと~。
多くの日本人にとって、「母国語」も「母語」も日本語っすよね~。
日本の公用語は日本語ですし、生まれてから育つ過程で自然と身についた言葉も日本語っすよね~。
こう考えると、「母国語」=「母語」ととらえても支障はないように思えるかもしれないんだけど・・・
でも、「母国語」=「母語」ではない場合もあったりなんかするんっすよね~。
例えば、A国の国籍の人が日本で生まれて日本語の環境のみで育って、自然と身についた言葉が日本語だったというケースで考えるとどーでしょう?
その人にとっての「母語」は日本語っすよね~。
だけど、「母国語」は日本語ではないんじゃーないかな~???
なーんて感じちゃったりなんかしません?
ヾ(・◇・)ノ
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?
(パート2)
うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???
「そっかー、そーだったんだ~ (* ̄▽ ̄)」
「ナルホド、そーゆーコトだったのか~ ヽ(´ー`)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「だから、日本で生まれて育った日本人としては、母国語と母語は同じ意味にとらえちゃっていたのかも~!? (;゜д゜) 」
「だって、母国語は日本語だし母語も日本語だもんな~ (´ε`;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ん?だとしたら、外国で生まれて育った日本人の場合だと母国語と母語はどーなっちゃうんだろ~??? (; ̄Д ̄) 」
「あ、でも、たとえ外国生まれ・外国育ちであっても、両親が日本人だと家の中で使う言葉は日本語だろーから、母国語も母語も日本語になるんじゃーないのかな~??? ( ´△`;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「うーん・・・、だけど、親と話す時以外に使う言葉は、海外だとその国の言葉になっちゃうだろーしなー・・・ ( ̄∧ ̄ ) 」
「となると、国籍は日本で日本人の場合でも、母語が日本語になるとは限らないような気がしなくもないかも・・・!? (;・∀・)」
という方も、いらっしゃれば・・・
「コレを日本で生まれて育った外国人に当てはめて考えてみたら、その人の母国語と母語はどーなっちゃうんだろ~??? (;´д`) 」
「日本で生まれて育っても、日本国籍を持っているワケじゃないだろーから、その人の母国語は両親の国の言葉だと思うんだけど??? (´._.`) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「とは言えども、その人の母国語は〇〇語って言われたとしても、両親の国に一度も行ったことがなかったとしたら、行ったことすらない国の言葉を母国語っていくら言われても困っちゃうかも???その言葉を全然話せなかったり書けなかったり読めなかったりする場合は、母国語って言われてももっと困っちゃうかも??? (|||▽ ) 」
「それに、両親がそれぞれ違う国に国籍を持っているとしたら、その子供の母国語がどこの国の言葉になるのかもわからないし、母語もどこの国の言葉になるのかもよくわからないような気がしなくもないんだけど??? o( ̄_ ̄|||)o 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「父親とは◇◇語で話して、母親とは△△語で話して、学校とか職場とかではその国の言葉である◎◎語で話すってケースもあり得ちゃうもんなー・・・ (ーー;) 」
「母国語と母語の意味や違いについて、こんな風に考えてみると、なーんか頭がウニウニして来ちゃったかも・・・ (@_@;) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「やっぱりピンと来ないんだけど??? ( ;-`д´-) 」
「だからさー、母国語と母語の意味や違いって何なのさ!?母国語と母語の違いがわかると気づくことって何なのさ!? \(  ̄曲 ̄)/ 」
という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?
んでー、上記を踏まえた上で次に・・・
例えばこんなケースからも、母国語と母語の意味や違いについて考えてみるのはどーでしょう?
以下の人の母国語と母語について考えてみるとどーでしょう?
( っ・ω・)っ
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース1)
- 国籍:スイス
- 生まれ育った環境:ジュネーブ
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
なーんて考えてみると、気づくことって何かあるんじゃーないかな~???
って、感じちゃったりなんかしません?
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース2)
- 国籍:スペイン
- 生まれ育った環境:カタルーニャ州
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
なーんて考えてみると、気づくことって何かあるんじゃーないかな~???
って、感じちゃったりなんかしません?
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース3)
- 国籍:カナダ
- 生まれ育った環境:ケベック州
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
なーんて考えてみると、気づくことって何かあるんじゃーないかな~???
って、感じちゃったりなんかしません?
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース3)
- 国籍:インドネシア
- 生まれ育った環境:ジャワ島
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
なーんて考えてみると、気づくことって何かあるんじゃーないかな~???
って、感じちゃったりなんかしません?
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース4)
- 国籍:フィリピン
- 生まれ育った環境:セブ島
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
なーんて考えてみると、気づくことって何かあるんじゃーないかな~???
って、感じちゃったりなんかしません?
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース5)
- 国籍:ミャンマー
- 生まれ育った環境:カチン州
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース6)
- 国籍:無国籍
- 生まれ育った環境:ミャンマーのラカイン州
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース7)
- 国籍:中国
- 生まれ育った環境:吉林省延辺朝鮮族自治州
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース8)
- 国籍:中国
- 生まれ育った環境:内モンゴル自治区
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース9)
- 国籍:不明
- 生まれ育った環境:チベット族自治州
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース10)
- 国籍:不明
- 生まれ育った環境:新疆ウイグル自治区
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース11)
- 国籍:インド
- 生まれ育った環境:アッサム州
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース12)
- 国籍:パレスチナ国(日本ではパレスチナ自治区)
- 生まれ育った環境:ガザ地区
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース13)
- 国籍:アフガニスタン
- 生まれ育った環境:バーミヤーン州
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?(ケース14)
- 国籍:トルコ
- 生まれ育った環境:北クルディスタン
って人がいるとするっす。
この人の母国語と母語はそれぞれ何だろ~???
何を基準にこの人の母国語と母語を判断すればいいんだろ~???
この人の母国語と母語は同じなんだろーか?違うんだろーか?
この人の母国語と母語が違うとすれば、その理由は何なんだろ~???
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?
(パート3)
んでもって・・・、もしかしたら・・・
なんかにも、ある意味関係するかもしれないので、上記を踏まえた上で例えばこんなのからも、母国語と母語の意味や違いについて念のために一応考えてみるのはどーでしょう?
( ̄▽ ̄;)ゞ
母国語とは?
○ コトバンク
自分が生まれた国や所属している国の言語。
母国とは?
○ コトバンク
「母国」は自分の生まれた国。
自分が属している国。
公用語とは?
○ goo辞書
公用語とは、ある国や地域で、おおやけの場での使用が定められている言語。
また、国際機構や国際機関で、おおやけの場での使用が定められている言語。
一つの言語とは限らない。
○ 旅する応用言語学
公用語は、ある国・地域等の公の場で用いられる言語として定められた言語のことです。
多言語国家では憲法・法令などで公用語が定められていることが多いです。
例えば、シンガポールでは、憲法でマレー語、マンダリン(標準中国語)、タミル語、英語が公用語であることが定められています。
なお、日本の場合、法令などによって公用語は定められていませんが、日本語が日本国内の実質上の公用語となっています。
○ 社会人の教科書
「公用語」とは、「ある国家や地域で公式の使用のために定められた言語」という意味の言葉です。
多くの場合でその国の国語と一致しており、日本でも法令などの定めはないものの、実質的に日本語が「公用語」となっています。
ただ、多民族国家などにおいては、国語以外の言語を「公用語」とするケースも少なくありません。
たとえばインドでは、ヒンディー語を国語とするほかに英語も「公用語」として認められており、さらに州ごとに独自の「公用語」が定められています。
このように、「公用語」は「国家が公式使用のために認めた言語」のことで、国民が実際に話せる言語とは限りません。
この点は、「母語」などとの大きな違いになります。
第一言語とは?
○ 社会人の教科書
「第一言語」とは、「習得順序が一番早い言語」という意味の言葉です。
ある人が生まれてから最初に接し、身につけた言語について言います。
また、この他に「一番得意な言語」という意味で使われる場合もあります。
この場合は複数の言語の中で最も習熟度が高く、自分を一番うまく表現できるものを表します。
「第一言語」と「母語」はほとんど同義の言葉ですが、厳密に言うと違いもあります。
「母語」は両親から別々の言語を受け継ぐなど、複数になる場合がありますが、その場合でも「第一言語」は「最も得意な言語」の1つだけです。
ちなみに、「第二言語」と呼ばれるものもありますが、これは「第一言語」の習得後に学ぶ言語を指します。
たとえば日本語を「第一言語」とする人が次にフランス語を習得すれば、フランス語が「第二言語」ということになります。
○ 旅する応用言語学
最初に学ぶことば、自分が一番得意なことば。
第一言語は、習得順序が一番早い言語という意味で、母語と同義に使うこともあります。
ただ、第一言語は「一番得意な言語」という意味で使われることも多いです。
この場合の第一言語は、到達度が一番高い言語で、自分を一番よく表現できる言語という意味です。
母語とは?
○ コトバンク
ある人が幼児期に周囲の人が話すのを聞いて自然に習い覚えた最初の言語。
日本人が日本語を母語とする場合などは母語と母国語が一致するが、日本語を母語としながら日本国籍を持たない場合や、政治的・地理的独立国家を持たないイディッシュ語やバスク語を母語とする人々の場合のように母語が母国語と一致しないことも少なくない。
特に、多民族・多言語国家では母語のほかに第2、第3の言語を習得し、二 (多) 言語使用者となる人が多い。
また、戦争中に中国に残された孤児のように、幼児期に獲得した母語 (日本語) を喪失し、別の言語 (中国語) が第一言語となることもある。
○ ウィキペディア
ある人から見て、幼少期から周囲の人々が話しているのを聞いて、自然な会話を聞いて覚え、実際に自分に向って話しかけられた言葉の音を模倣したり、周囲の人の反応を真似して自分でもその言葉に反応しているうちに、自然に話せるようになった言語のことである。
母語が複数になる場合
母語が複数になる場合がある。
一番多いパターンは、両親の母語が異なる場合である。
たとえば父親が英語を母語とし、母親がスペイン語を母語としており、二人がアメリカで暮らすということが起きる。
その二人に子供(Cとする)が生まれて、二人が家庭内で英語とスペイン語、両方をごちゃまぜで使っている状態で少年期(少女期)まで育つと、その子供Cにとって「母語は英語とスペイン語の2つ」となる。
いわゆるバイリンガル(多言語話者)である。
2つ母語がある場合でも、通常、どちらも同じ水準で話せるわけではない。
通常、どちらかが「より得意」で、もう一方は「やや苦手」になる。
一番得意な言語を「第一言語」と言う。
上の事例では、幼い段階の子供にとっては、毎日大量に話しかけている母親の言語の影響が大きいので、「第一言語はスペイン語」となる可能性がある。
だがそのままアメリカで育ち、アメリカの学校で英語を話す先生や友人と交流し、英語のテレビ番組を毎日観ている状態で育ちつづけると、やがて「第一言語は英語」という状態に移行してゆく。
母語は母国語とは別の概念
母語は母国語とは別の概念である。
母語は「その人が幼少期より自然に使っている言語」であり、一方母国語のほうは「母国の国家語」である。
日本で生まれ育った日本人では、殆どの場合「母語」が「母国語」として一致しており、これは世界的には比較的珍しいことと言える。
例を挙げると、ある人(仮にAとする)がカナダ・フランス語を話す両親のもとに、カナダのフランス語圏の街で生まれ、その街でカナダ・フランス語を話す親族・友人・知人に囲まれて青年期まで育つと、Aにとっての母語はカナダ・フランス語である。
カナダでは国家語は英語とフランス語なので、Aにとって「母国語は英語およびフランス語」であるが、カナダのフランス語圏の人であったとしても、よほど語学学校などに通い意識的に学習しないと英語を全く話す事が出来ない。
母国語が複数ある場合、「母国語のうちただひとつだけ話せて、それが自分の母語であるが、残りの母国語は全く話せない」ということはしばしば起きる。
たとえばシリアでクルド語を話して暮らしていたクルド人家族(たとえば両親と、3歳の子供、B)が、カナダにシリア難民として受け入れてもらい、カナダで暮らし始めたものの、英語の学習に失敗し、家庭でクルド語を話し続けている状態だと、その3人にとっては「母語はクルド語」であり、そのままだと子供Bの母語もクルド語である。
Bが学校にも通わず家に籠って青年期までいると、Bにとってクルド語が母語として定着することになる。
(前述したようにカナダの国家語は英語とフランス語だが)カナダでは話されていないクルド語だけがBの母語となる。
このような場合、住んでいる地域の言語と、母語は切り離された状態になる。
なお両親が(教育レベルが高いなどして、もともとシリア国内で英語を学んでいて)カナダ到着後に最初から英語の学習を熱心にし、将来を見据えて家庭内でも英語だけを話すようにしてBを育て、英語による学校教育を行った場合、クルド人の子Bは「英語が(ほぼ)母語」と言えるような状態に近づいていく。
日本人と言っても、ブラジルで暮らしている日系ブラジル人にとっては母語はさまざまである。
日系ブラジル人1世にとっては母語は日本語である。
だが、日系ブラジル人2世の場合は、さまざまである。
日本人と言っても、日系ブラジル人3世の母語は、ほぼ間違いなくブラジルポルトガル語になっている。
「母語はブラジル・ポルトガル語だけ」になっている可能性も高い。
日本語は、あくまで外国語でしかなく、「片言」でしか話せなくなっていることが多い。
こうなると日本語はもはや母語ではない。
○ 母国語と母語の違いとは?混同するのはもう止めませんか
日本では「母語」と「母国語」がかなり混同されてると思えてなりません。
本来「母語」というべきところで「母国語」を使っている人が多い。
「母語」と「母国語」は漢字一文字しか違わないのでけっこう混同している人が多いけど、この2つは全く違う言葉ですよ。
本来「母語」を使うべきところで「母国語」を使うことは、「全ての言語には公用語/国家語としての地位がある」とか「その人の生まれた国の公用語/国家語がその人の母語である」という潜在的な偏見が見え隠れします。言語は、自分のアイデンティティを形成する大きな要素です。
多様化が進むにあたって、他人のアイデンティティに関する偏見を持つのはまずい。
偏見は、僕らが発する言葉一つ一つにも宿ります。
日本で生まれ育った日本人の大多数にとってはおそらく、母国語=母語が成立するかと思います。
我らが日本国の(事実上の)公用語は日本語で、国家語も日本語と言って差し支えないでしょう。
それで日本人の多くは、その公用語ないし国家語を自分たちの母語として習得しているでしょう。
よって彼らの中では母国語=母語という図式が成立します。
でも母国語と母語が一致しない人だって、世の中にはたくさんいますよ。
アメリカやオーストラリア等移民国家の子どもだったり、エストニアのロシア系住民だったり、インドの少数民族の人だったり。
こういった場合は自分の母語が自分の生まれ育った国の言語(=公用語や国家語)ではないことが多いです。
複数の国で公用語となっている言語がいくつかある一方で、地域語としての地位さえ与えられていない言語だって多い。
しかし遠い海外の出来事と侮るなかれ。
導入でも触れた通り日本はもう移民大国。
もしかしたら、日本を母国と思っていても、日本語が母語じゃないケースがあるかも。
そしてこれからも、日本にも外国から観光客や移民としてより多くの人が来るでしょう。
そういった人々の中には、「母語=母国語」が成り立たない例だってあるのです。
「日本人は日本語を(流暢に)話せて当然」というのも、もう古い考え方になるのではと思います。
母国語と母語の意味や違いとは?違いから気づくことって?
(パート4)
うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???
「そっ・・・、そーだったのかー! ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!! 」
「だからかー!!だからだったのかー!! ヾ(.;.;゜Д゜)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ホントだ・・・、母国語と母語の意味や違いから気づくことって、めっちゃたくさんあるのかも・・・!? Σ( ̄ロ ̄lll) 」
「そもそも母国語と母語の意味や違いなんて知らなかったし、知らなかったから母国語と母語の意味も違いも意識することすらなかったし・・・ (´・ω・`) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「母国語と母語の意味や違いだけじゃーなく、もしかしたら他にもこーゆーコトって実はあるのかも・・・!? \( ̄▽ ̄;)/ 」
「国籍と母国語や母語の関係から気づくことがあったように、他にも何かと何かの関係から気づくことってあるのかも・・・!? ヽ(;▽;)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「母国語と母語の意味や違いもそうなんだろーけど、辞書的な意味をただ丸暗記するだけじゃー何も理解できていないのと同じになっちゃうのかも・・・!? ( ̄○ ̄;) 」
「偏見や差別をしているつもりは全然なかったんだけど、自分では意識しないまま偏見や差別をやらかしちゃっているコトももしかしたらあるのかも・・・!? (´Д`lll)」
という方も、いらっしゃれば・・・
「日本人が思う普通や当たり前ってどこの国でも通用するものだと思っていたけど、日本で言う普通とか当たり前とかが、他の国では一切通用しないコトってあるんだね・・・ w( ̄△ ̄;)w 」
「母国語と母語の意味や違いを調べていたら、日本の常識と世界の常識の違いを実感させられちゃったかも・・・!? (((( ;゜д゜)))) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「グローバル人材って何だろ~???国際化って何だろ~??? (;・∀・)」
「多様化って何だろ~???マイノリティやマジョリティって何だろ~??? (;゜0゜)」
という方も、いらっしゃれば・・・
「母国語と母語の意味や違いをほんのちょっと理解できるようになっただけでも、こんな風にいろんな疑問が浮かんで来ちゃうかも~ 。゚(゚^o^゚)゚。 」
「母国語と母語の意味や違いを知ることをきっかけにして、視野をもっと広げて行かなきゃなーって気持ちにちょっとなれたかも~ ( ̄▽ ̄|||)」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ナルホド・・・、ちょっぴりわかった気がするかも・・・ ヽ(´ー`)ノ 」
「あ、なーんだー、そーだったんだ~ (〃▽〃) 」
という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?
他にも、例えば・・・
などなども含めると、いろんな意味で考えさせられちゃいません? (^^)
ふーむ・・・、こーやって考えてみると・・・
まだ見えていないだけで・・・
意外なところにヒントがいっぱい溢れている
おお~っ ━━━━ヽ(゜Д゜)ノ━━━━ 見っけ~♪
のかも~???
なーんて、感じません?
(〃▽〃)
どっ・・・、どうでしょう???
皆さまは、どう思われますか?